こんにちは。生きざま番長マキです。
毎週金曜日にエントリーしてきたのですが、先週はお休み。
今週も今日(土曜日)になってしまいました。
なぜかってぇと、前回のエントリーで“あぶらー柳澤”が書いていたように
ワタシのサービス@ITジョブエージェントでリニューアルの追い込みがあり、
かさかさになっていたのです。
ちょっと大掛かりなリニューアルだったこともあり、ギリギリまでバグつぶし、
本稼動になってからも想定外のトラブルが起こり、怒号と悲鳴が飛び交う日々でした。

で。
なんとかすべての項目をリリースし終わり、新しいミッションに気持ちを切り替えねば、
と思うのですが

モチベーションがあがらない

なんでかなぁ、とつらつら思ってみたところ、理由の1つに「メリハリがない」
というのがありました。
インターネットサービスの運用は、365日24時間。
紙の雑誌のように、山谷があるわけではなく、
リニューアルが終わったその先には、永遠に続く“運用”のフェイズが待っていた。

日中はクライアント先を回り、戻ってくると電話メモの山。
メーラーをチェックすれば、問い合わせや要望のメールがたんまり。
それらに対応したり打ち合わせをしていると、あっという間に7時8時。
そこから、システムの設定をしたり、レポートを作成したりで、午前様帰宅。
時間をつくるために、左手でお昼ごはんを食べながら仕事をし、
少しの移動時間(電車の中、エレベータの中、歩きながら……)を惜しんで本を読む。
この状況はリニュ-アル前と変わらない(いくぶん楽になった)のですが、
決定的な違いは、

リニューアルには終わりがあるけど、運用は永遠に続く

ということ。
それに気がついたとたんに、一挙に力が抜けてしまったのです。
「リニューアルするまでは」と張り詰めていた気持ちが、なえなえ~。
「時間にゆとりができたら、新しい記事を書きたい」と思っていたのですが、
記事どころか、ブログを書く時間も捻出できない。
こんな日々が、これからも続くんだ。

そうゲンナリしつつ、昨夜 帰宅後に@IT自分戦略研究所を見ていたら、
会議室にこんな項目がありました。

モチベーションのあげ方

気力が落ちたとき、どんな方法でモチベーションをアップしますか、
という投票なのですが、選択肢を見ても 今ひとつピンッとくるものがない。
ワタシの場合、他のことで気晴らしをしても、本質の解決にはならない。
モチベーションアップの唯一の方法は、その問題に向き合うこと。

そこで今の自分の状況を、ちゅたちゅた と考えてみました。
ワタシは、なんでこんなに手のかかることをしてるんだろう、と。
このサービスを担当することは、決して本意ではない部分もある。
これからの方向性にも100%賛同しているわけではない。
でもそれでも頑張ってしまうのは。

ワタシは、この@ITジョブエージェントが好きなんだ。
システム的にもサイト構成的にもイケテない部分がたくさんあるこのサービス。
でも、そんなサービスを利用してくれる誠実なエンジニア達がいて、
それを真剣に受け止めてくれるクライアントがいる。

そして、不肖鈴木麻紀。自分が関わったサービスは、いいものにしたい。
このサービスを使った人が少しでも前に進めるような、使ってよかったと思えるような、
そんなサービスでありたい。
だから、このサービスを守るために、ワタシは頑張らなきゃいけないんだ。

そう思った。

今日は、久しぶりのお休み。
元気のでる曲をかけつつ、洗濯をしつつ、このエントリーを書いてみました。

↓今日のBGM

鈴木 麻紀

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コメント
おやびん 2006/07/08 15:52

そんな番長に贈る。モチベーションアップの素。

それは、多く(多分)の人々が番長のブログを楽しみにしているし、期待もしている。とういう事実です。
自分が好きだ、誰かに期待されている、感謝されていると感じられることが、一番のモチベーションアップの素ですね。すくなくとも、僕は期待していますよ、ばんちょ~!!!

今泉 2006/07/08 20:43

鈴木さん、こんにちは。
自分の周囲には大手コンサルティングファームでパートナーをやった方などがいらっしゃいます。すごくデキる人の行動を見ていると、「仕事を減らす」ことがすごくうまいです。自分がやらなくてもいいことからはうまく身を交わし、これこそは自分がやらないと得点が上がらないということにのみ集中します。
「自分がやらなくてもいいことから身を交わす」ためには、現実問題として部下に委譲するか、外部に委託することが不可欠になりますが、そしてそのためには仕込が必要ですが、1年ぐらいかかるとしても、やる価値はあると思います。そのためには、当然ながら、上の人たちの合意形成が必要であり、「自分がやらないと得点が上がらないこと」の実績を何度か示す必要があります。Sell Suzuki in ITmedia、といったところでしょうか。

生きざま番長 2006/07/10 00:06

おやびんさん、ありがとうございます。
番長らしからず弱音を書いてしまいましたが、おやびんさんのコメントを読んで、元気が湧き出てきました。
期待してくれる人がいるって嬉しいね。
へへ、頑張ろうっと。
そして、今泉さん。
アドバイスありがとうございます。
そういえば、昔の職場でも同じようなことを言われたような記憶があります。
ワタシの困ったところは、自分であれもこれもやりたくて、そのどれも妥協したくなくて抱え込んでるくせに、その状況で思考停止してしまうところ。
いまも、一人で萎えていましたが、上司から「効率化を考えなさいね」とサジェスチョンされていたのでした。対策も考えてもらっているし。
思考停止している場合ではないですね。
自分のために、そして愛するサービスのために、知恵を絞らねば。

DC 2006/07/10 20:50

ばんちょ、まずはひとまずおつかれさまでした。草葉の陰から(ってあの世の住人からじゃないよ)ばんちょの奮闘ぶりをいつもみてきました。先のコメントのみなさんをはじめ、いろいろな人たちが、今までも、今も、そしてこれからも、汗と涙と笑いでぐちゃぐちゃっと(キラリと)光るばんちょを応援していくことでしょう。とってもうらやましーな。
それに、ばんちょが担当しているサービスには、その先にたーくさんの人が自分のこれからの人生を見つめ、一歩を踏み出すためのきっかけが、ぎっしり詰まっているはずでしょう? いつも、数えきれないほどのたくさんの“生きざま”に接っしていること。それってやっぱりゾクゾクしてこない?
なーんて、僕がアートディレクションを担当し、今日、全国で発売された雑誌の仕上がりをチェックしていたら、デザインミスを発見(ガビーン)。 別の意味でゾクゾクしてるDCより、ばんちょへエールを送ります。
フレフレばんちょ! キープ・オン・ゾクゾク!


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