人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

「1つだけ、どうしても譲れない条件があります……」

面談中のエンジニアが目を見開いて一言。
恐る恐る続きを聞いてみると、

「社員旅行のない会社を紹介してください!」

これ、最近よく遭遇するパターンなんです。
社員旅行といえば、アットホームな会社の代名詞のようなもので、皆で
温泉でも行って、お酒なんか飲んでのんびりとするというイメージがあ
り、決して悪いものではありません。

しかしその一方で、ちょっとウェットな人間関係、仕事とプライベート
が混同される悪いパターンと考える方もいらっしゃいます。

以前は「飲みニケーション」なんて言葉もあるくらい、プライベートでも
人間関係を良好にして、仕事での連帯感を強めようとするイベントが多く
ありましたが、最近では無理に声をかけてまで、ということは少なくなっ
ているようです。もちろんどちらにも一理あるわけで、どちらが正しいか
なんて議論は意味がありません。

でもこのような人間関係が苦手な方にとっては、社員旅行や飲みニケーシ
ョンのお誘いは、自分の価値観に合わないことを強要されることになります。
そんなことが続くと、どんなに仕事が楽しくても、その人にとっては快適
な就業環境とはいえないと思います。

安心した転職をするうえで、企業の雰囲気やカルチャーを事前に調べてお
くことは、決して無視できない要素だと思います。

個人的には、創立記念日に社員全員で韓国まで焼肉を食べに行くような、
そんな企業がうらやましいのですが。



                                                                   アデコ 高野 和幸

*****

転職先の会社が、普段どのぐらい仕事外のお付き合いが活発なのか、
それは強制なのか、自由参加なのか。
求人情報には書かれませんが 事前に知っておきたい情報ですよね。
あと、お昼ご飯は外に食べにいくのか、仕事しながら各自が食べる
方が多いのか。
瑣末なことかもしれませんが、こういったところから企業の体質や
文化が見えてくるような気がします。

私個人は、旅行はお友達と行きたいので社員旅行は避けたい派です。



                         生きざま番長 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

Special

- PR -
コメント
miho 2006/07/31 18:54

以前の会社(イベント&Web制作)の会社の社員旅行は、未だに良い思い出です。
行き先が南の島(モルディブ、ハワイなど)で、4泊6日の間、全体集合はディナーが1回と移動だけ。後は各自で適当に・・・。参加はそもそも任意なので行かない人もいましたが、家族連れの人もいました。家族と恋人は、半額で参加可。皆今年も楽しみにしてるみたいです。羨ましい!

生きざま番長 2006/08/01 02:16

おぉーっ、それは素晴らしい!
いやもう 社員旅行ってものは、みんなで温泉行って、おしゃくしたり、カラオケ歌ったりするものだとばかり思っていたので、マイナスのイメージしかなかったのですが、そんな社員旅行ならぜひ行きたいものです。
家族同行もOKというのも、いいですね。

九寨溝 2007/01/29 17:45

四川省は観光資源が豊富で九寨溝や四姑娘山や峨眉山や稲城亜丁や楽山大仏や長江三峡や臥龍パンダなどは世界でも有名です。観光都市の成都から、ラサチベット、麗江雲南、シルクロードへ観光も便利です。パンダを抱っこしませんか?

http://www.sctabi.com


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/6455305

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

鈴木麻紀と丸の内ファイブ

アイティメディアで、スキル/キャリア関連サービスを企画・運営しているチーム。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ikizama
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
最近のトラックバック
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ