人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

私事ですが、先日「産業カウンセラー」という資格の筆記試験を受験しました。
皆さんにとっては耳慣れない資格だと思いますが、人材ビジネス業界で働く者
にとってはカウンセリングに関する重要な資格の1つです。
人材業界の「基本情報処理」といったものでしょうか!?

そこで約7カ月間の講義に参加し、プライベートの時間を返上して勉強に励んで
きました。やっと筆記試験が終わり、ホッと一息つきたいところですが、次は
実技試験が控えています。これから先は、講義、あるいは仕事を通じて学んだ
ことをよく思い出して臨もうと思います。

しかし、実際に試験勉強をしていると忘れがちですが、資格取得がゴールではなく、
取得によって得た経験や能力を、今後いかに発揮するか
が大切なんですよね。

皆さんから「資格を持っていないと転職は厳しいでしょうか?」といった質問を
よく受けます。もちろん資格の取得を必須としている企業もあるかと思いますが、
最近は景気の先行きを反映してか求人ニーズが非常に強い状態で、資格よりも
経験を重視する企業がほとんどです。転職を希望される方にとっては追い風と
いえる状況で、資格は「持っていればなおのこと良い」といった感じでしょうか。

もし資格を持っていないことで転職に二の足を踏んでいる方がいれば、一度人材
紹介会社のコンサルタントとお話をしてみるのもよいかもしれませんね。

キャプラン 山田 雄督

*****

資格を取ったからといって転職に有利に働くとは限りませんが、
全く効果なしというわけでもありません。
ワタシが採用業務をしていたときは、
「資格を取ろうとする前向きな気持ち」「勉強をした事実」
といった人物面を高く評価させていただいておりましたわ。

                                            “生きざま”番長 鈴木麻紀

*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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コメント
大木 2006/03/20 13:31

当たり前のことなんですけど、忘れがちですよね。
特にITの「資格」は、資格ではなく「認定」であることが多いんですが、なんだかそこをゴールにしてしまう人が少なくありません。
プロジェクトマネジメントもそうなんですけどね。
逆に言うと「資格そのものは意味がないけれど、そのために勉強することには意味がある」ということなんだと考えています。
ですが、そう言ってしまうと、また勘違いする人がいるので、止めているんですけどね。

maki 2006/03/20 23:00

資格を取ることは能動的な行動なので、取らないより良いと個人的には思います。
でも資格を取ることで現実から目をそらしちゃったり、何かやってる気になっちゃうのはNGですけどねー。


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