人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタント“つぶやき”をご紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……
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この間、某ネットベンチャーの社長さんと会食する機会がありました。
前職の先輩がその方とビジネスでお取引をしたことがあり、私が転職エージェント
なんかやっているので、会食の場を設定してもらったという経緯です。
社長さんは、最近は会社を大きくしていくため社員の採用にかかりっきりとのこと。
まだまだ新卒採用をできるフェイズではない、と中途採用に注力しているのですが、
「なかなかうまくいかない」と嘆いてらっしゃいました。
面接をしても「この人こそ!!」って思える人に巡り合えないそうなのです。
その候補者たちには、何が足りないのでしょう。
社長いわく“受身の人が多い”とのこと。
「ネット系の会社は常に新しい市場や製品を作らなければならない。同じことをして
いるとすぐに追い付かれるし、ビジネスを展開して行くうえでインフラが目まぐるし
く変わる。非常にエキサイティングでダイナミズムを感じられる環境だ。ただ、そこ
で働くには向き不向きがある」
「学校を卒業して長く成熟産業で働いていると、どうしても堅実なプレーヤーになり
がちだ。成熟した市場で闘っている会社はベンチャー企業より実績があって、ビジネ
スモデルも確立している。入社してもすぐに創造性など求められないから、言葉は悪
いが、ある一定の段階まで上司のいうことをそのとおり実行していればよい」
決して大手企業で働くことが良くないわけではないのですが、これから会社を大きく
していこうという状況下では、堅実なプレーヤータイプはいささか頼りないように、
その社長には思えたそうです。
いわれたことしかできない人ではなく、いわれたことしかできない環境を不満に思っ
ている人、そんな人に来てほしいと熱っぽく語ってらっしゃいました。
大学を卒業して就職した人の3分の1が、就職後3年以内に会社を辞めてしまうそうで
す。会社を選ぶときは、自分の性格をよく分析して成熟産業に身を置くのか、新興産
業にチャレンジするのかを決めてゆかないといけないみたいですね。キャラクターと
カルチャーは会社選びで非常に大事ですというお話でした。
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企業が 新しく人を採用するときには、キャリアやスキル以外にも
「社風に合うか」ということを慎重に検討します。
企業によって 求めるタイプはさまざまですが、山口さんが書かれたような
新興産業向きの方が成熟産業に入られたり、その逆で「相性が悪い」場合、
お互いにあまりシアワセにはならないことが多いからです。
シアワセになりたいなら、まずはMyキャラ分析から。
“生きざま”ガイド 鈴木麻紀(キャラクター:お調子もの)
*本内容は、「週刊JOB@IT」のメールマガジンに掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。
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