佐川明美の「シアトルより愛を込めて」:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

「歴史に学ぶ」カテゴリーの投稿

General Grant (グラント将軍)の名前は、今でもたまに耳にする。南北戦争当時、北軍を勝利に導いた立役者。その後米国の18代大統領となったが、任期中の彼に対する評価はいろいろあるようだ。 私...

私の住むシアトルに、何と伊藤博文の直筆があるなんて!と驚いたことは、ずっと前にこのブログでも触れた。 でも、これ以上に驚いたのは、かつてシカゴに、それは立派な日本建築のHoo-den(鳳凰殿)なるもの...

イギリスで大人気、アメリカでも私の周りで多くの人がはまっているテレビドラマ、Downton Abbey. 今夜は3シリーズ目の最終回だった。 日本でも放映されているのかしら?ストーリーばらしは控えるけ...

去年思い切って、もう読まないだろうと思う本は一気に処分した。手元に残った本の著者は、とても偏っている。宮本常一、網野善彦、塩野七生、高坂正嶤、鈴木大拙... あとは古典ばかり。 一方手元に残った本は、...

中学時代に熱読したマンガは、もちろん「ベルサイユのばら」。 週刊の少女マンガを買うのは許してくれなかった母も、このコミック本だけは買うのを許してくれた。専用のカバンに入れて持ち歩いては、何度も何度も読...

床の間に飾られた掛け軸の「主人公」という文字に出会ったのはこれで二回目。最初は知人のコンドミニアムで。そして今日のお茶のお稽古で、再び。 お茶室の掛け軸になっているのだから、禅語なのだろう。いつまでも...

確か、大阪市内から郊外に引っ越した後のことだから、私は11歳にはなっていたと思う。 母の実家の徳島県から、親戚の知り合いという方が家に泊まりに来られた。その方は戦争中、志願兵として戦地に赴かれたのだと...

NBCがオリンピック中継の合間に流したストーリーはちょっと感動的だった。 オルガ・コルブト...1972年のミュンヘンオリンピックで観客を魅了した、ソビエトの女子体操選手だ。私も名前はかすかに覚えてい...

ひょんなことで、アメリカ人の友人から、日本の古典文様について質問を受けた。 着物や手ぬぐいや、あるいはお皿などで良く見かける文様。あまりに見慣れていて、勝手に時代遅れだと思い込んでいた。 ところが、ア...

近代オリンピック第一回が開かれたのはいつ? ...1896年どこで? ... ギリシャ アテネ何カ国が参加?...14日本は参加した?... というのが一目でわかる便利なチャートが、Economist...

親友のお嬢さんで、私にとっては姪っ子のようなAちゃん。彼女が高校生だった頃、学校のプロジェクトで、誰か数学者を選び、その人の生い立ちを調べるというのがあったそう。 実は、彼女のおじいちゃんは、大学の数...

元お隣さんのT夫妻。そろって建築家の二人がよく話題に出したのは、桂離宮のことだった。私、まだ見学したことがないのだけれど.....日本に行った事もない二人がなぜ桂離宮のことについてあれほど熱く語るのか...

こんなものを見かけたので。...

6.4.89と聞いても最初は何のことだかわからなかった。 NPRのラジオニュースを聴いて、23年前の1989年6月4日は、中国で天安門事件が起こった日だとやっと理解した。中国政府は何の公式な行事も行わ...

この頃もっぱら鈴木大拙の本にはまっている。 今読んでいるのは、「禅とは何か」。初版は昭和5年=1930年ということだから、今から82年も前の本だ。なのに、今読んでも胸にぐさりと刺さり、耳が痛くなる。 ...

またもやPBSのMasterpiece Classicシリーズにはまってしまっている。 Downton Abby... シーズン1は、タイタニック号が沈没した頃から始まり、シーズン2は第一次大戦の頃の...

2月14日はバレンタインデー。長い間、女の子から男の子にチョコレートを上げる日だとばかり思っていたけれど、こちらアメリカではそんな一方的な日ではなく、お互いに愛する人同士がその気持ちを確認する日。お店...

昭和19年といえば太平洋戦争中。検閲も厳しかったであろうこの時期に出版された本を、今更読んで感動するとは夢にも思わなかった。 読了したのは、鈴木大拙著「日本的霊性」(岩波文庫)。決して日本精神を鼓舞す...

ヨガのクラスで知り合ったKさん。クリスマス・イブの夜は、Kさんご夫妻他数人を自宅に招いてささやかなディナーパーティーを開いた。 40年以上の教師生活に、数年前終止符を打ったKさん。今はヨガのほかにワイ...

先日母が送ってくれた荷物の中に、他のより一回り寸法の小さい着物が入っていた。 母が結婚して徳島から大阪に出てくる時に、祖母からもらった白生地を染めかつ仕立てたものだという。ところどころ不ぞろいな突起が...

70年前の今日(日本では12月8日、アメリカでは12月7日)は、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃した日。シアトルの地元ラジオ局KUOWでは、あの日シアトルの町がいかなるパニックに陥ったかというエピソードを...

私たちが購入したジャーマンレイルパスは、オーストリアのザルツブルグまでカバーしているので、ミュンヘンから日帰りで行ってきた。片道2時間ほどの行程。 目指すは、モーツァルトの生家。あの天才音楽家が生まれ...

ミュンヘンの中心街にある王宮(Residenz)は、長年バイエルン公の居城となっていたところ。 今は博物館になっていて、内部の無数の部屋と、そこに展示されている品々が見学できる。「あまりに広くて、道に...

私たち夫婦にとって毎年恒例の行事となった、DenshoのSushi Sake Gala。今年は同じテーブルで新しい方々ともお知り合いになることができた。テーブルキャプテンのMさん、ありがとうございます...

週末はポートランドへ。日本庭園で開催中の、Mottainai: The Fabric of Life... Lessons in Frugality from Traditional Japanという...

渋沢栄一といえば、今日ある日本の代表的企業を次々に設立し、日本資本主義の父と呼ばれる実業家。その彼が著した「論語と算盤」を、このたび初めて読んだ。多分日本のビジネススクールでは、真っ先に課題図書となる...

10月に、約一年ぶりに約2週間の日本に帰ることにした。今回はどっぷり京都と大阪に浸かるつもり。 学生時代の4年間を京都で過ごしたとはいえ、お世辞にもこの都市のことに詳しいとはいえない。この2週間という...

「うるしの話」(松田権六著)を読了。 日本に残る立派な漆芸品で最古のものは、法隆寺の玉虫厨子とか。大変高度な漆塗り技術のほとんどは、その頃までに完成していたらしい。 7歳で漆を始めたという著者(189...

凛とした女性 2011/08/03
昨日紹介した京友禅の老舗、千總。450年もの歴史を持つこの京都の旧家に、長岡の、これまた老舗の酒蔵から、著者は嫁いで来た。 本日読了したのは、「京都、女の辛抱」(西村昌子著)。著者が昭和46年に千總の...

「古典の読解」なる文庫本を読了。どこで買ったのかも覚えていない。多分、時間つぶしにぶらっと本屋さんに立ち寄った際にでも衝動買いしたのだろう。 この本、元々は古文の参考書だったらしい。大学受験生、それも...

このところ読書がおろそかになっていたので反省。 やっと、網野善彦著の「蒙古襲来」を読了。 中学校の歴史の授業では、二度とも「神風」が吹いて日本は救われた、程度にしか習わなかったような。でも、蒙古の世祖...

ほとんど着る機会もない振袖なんかいらない....なぜあの頃はあんなに突っ張っていたのだろう?今更後悔しても仕方ないのだけれど。 You Tubeで、京友禅の振袖が作られる過程を示すビデオを見つけた。友...

19日(土)に、ワシントン州日米協会が、ビギナーのためのお茶会を催すことになった。私も、また着物を着て出かけることにした。 今では教えるようになった生花も、日本にいる時は全くやったことがなかった。お茶...

昨日紹介した、木村先生の講演をまた思い出しては、つらつら考えている。 なまじアジア第一位、世界第二位の経済大国だった時期が数十年続いたので、その頃の状況が「当たり前」という意識が抜けないのが問題だった...

というのが、今日NPRのラジオ番組で小耳にした内容。 ゲストのMichael Scheuer氏は語る。 「エジプトやイラクもチュニジアも、アメリカより格段に歴史の長い国。自国民による革命に際し、他国の...

このところ読書をさぼってしまっていたので、反省、反省。 週末久しぶりに安岡正篤著の「人生と陽明学」を読み返してみた。今回「いいこと書いてあるな」と感心したところを、メモしておく。そう、私にとってブログ...

週末、速水融著の「歴史人口学で見た日本」(文春新書)を読了。 歴史人口学なる学問が存在すること自体、この本を読むまで知らなかった。著者が留学先としてポルトガルを選択したにも関わらず、ベルギーに移ること...

毎年1月の第三月曜日は、Martin Luther King Jr. Day。役所や銀行はお休み。私がボランティアとして通っているワシントン州日米協会のオフィスもお休みだった。 もし生きていたなら、今...

「ヨガに通っているアケミには、是非読んでほしい本だよ。」と、インドに住む義兄夫妻がプレゼントしてくれた本が、Autobiography of a Yogiだった。 500 ページにのぼる分厚い本。幸い...

昨夜は、シアトルにある非営利団体Densho Projectが主催する、Sushi Sake Festに行ってきた。例年とは違い、単にお寿司とお酒を楽しむだけではなく、Densho のミッションや、こ...

最近読書のペースが落ちてしまっているが、先日宮本常一の「日本文化の形成」をやっと読了。巻末の年表を見て、彼が私の祖父とほぼ同年代だったのに気づく。 若い頃日本の古典を徹底的に読破し、かつ、日本中をくま...

来月TBSが、開局60周年記念番組として「99年の愛 Japanese Americans」を放映する。 主人公のモデルとなったのは、実際にシアトルに住んでいた人。シアトルでも、この番組のロケが行われ...

藤崎在アメリカ特命全権大使をお迎えしてのJapan in the Schoolの授業が、今日無事に終了した。 大使と夫人、太田総領事、シアトル市教育委員会の方が、東海道の今昔を紹介する授業の一部を参観...

親友夫妻の娘さん。私たちの結婚披露宴の会場となったその親友宅を、自作のリボンで飾ってくれたっけ。先日彼女の誕生日のお祝いに呼ばれたのだが、そこでは思いがけず彼女の祖父のEさんといろいろ話す機会が持てた...

日本から買って帰って来た本のうち、網野善彦著「日本社会の歴史」(上)(中)(下)(岩波新書)を読了。 はっきり言って読みやすいとは言えなかった。実家の周りには楠木正成ゆかりの地がいっぱいあるのに、彼を...

日本に遅れること16時間。シアトルでも7月14日がそろそろ終わろうとしている。 今夜のシアトルは、フレンチレストランはどこも予約でいっぱい。お店の外側まで集まった人であふれかえっている。パリ祭のにぎや...

週末、なにわ歴博に行ってきた。 難波宮の再現。衣装は、なんとなく日本というより、異国情緒豊かだ。衣装を着てみるコーナーは、時間の都合でパス。 下りのエスカレーターの踊り場から、現在の大阪城の全貌を眺望...

なにわ歴博=大阪歴史博物館のこと。この省略方法が、なんとも大阪らしい。 ミーコー=ミルクコーヒーレーコー=アイスコーヒーマクド=マクドナルド茶しばきに行こか?=お茶しましょうか? これらの言葉、今時の...

今回の日本行きでは、東京を素通りするので、松丸本舗に立ち寄れない。日本語のわからない旦那を連れて何時間も本屋を徘徊する訳にもいかない。なので今回は、Amazon.co.jp経由で本を注文、実家宛てに送...

先日行われた、州村衛香先生のデモンストレーションとワークショップ。三日間通して、ある大先輩の女性が先生の通訳を担当した。 彼女は日本語も英語も完璧にこなす。確か、アメリカで生まれたが、教育は日本で受け...

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プロフィール

佐川 明美

佐川 明美

米国シアトル在住。世界の伝統工芸を紹介する Ashton Road Ltd. のco-founder。

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