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佐川明美の「シアトルより愛を込めて」

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

昭和19年といえば太平洋戦争中。検閲も厳しかったであろうこの時期に出版された本を、今更読んで感動するとは夢にも思わなかった。

読了したのは、鈴木大拙著「日本的霊性」(岩波文庫)。決して日本精神を鼓舞するのではなく、どの国も民族もそれぞれ霊性が存在すると説く。ただ、それぞれの特性が異なるのだと。

解説にこう記されている:

「第二次大戦の勃発当初から、わが国の敗戦の必至を信じていた著者は、そうなったときに日本が世界の精神文化に貢献すべき大なる使命は、日本的霊性的自覚の世界的意義を宣揚するほかにないとして、この著述を企てたに違いない。先生のこれまでの著書には、「日本的霊性」なる語は全く見出され得ないからである。すると戦争を機縁として書かれた本書は、戦争や敗戦を超えて永久に生き続ける日本的霊性的自覚の思想を確立したものとして、我々日本人にとって特異な意味をもつと思うのである。」

戦後まもなく、昭和21年に再版されたとあるが、戦後のどさくさで生きるのに必至だった当時の日本人の何人がこの本を読んだのだろう。その後、経済成長に専念した世代にも広く読まれたのだろうか?いずれにしろ、「失われたxx年」とかいわれている今の私たちにこそ、示唆に富む本だと思う。

sagawa

今日からノースウェストフラワー&ガーデンショウが始まった。

1989年にスタートしたこのイベント、去年は主催者が変ってどうなることか心配されていたが、初日でこの盛況ぶりには驚いた。午後数時間ほど生け花インターナショナルのコーナーの受付を担当したのだが、駐車場がいっぱいで近くの他のビルをいくつかあたるはめになった。

去年は私も生けたのだが、今年はちょっとお休み。全くのお客さん気分で出品作品を鑑賞した。

いろいろな流派の作品はすべて素敵だったが、勝手に私のお気に入り2作品をここで紹介、します。

022s

私の恩師箱守先生の作品

020s

こちらは同門の友人の作品

sagawa

地元ワシントン州に本拠のあったFrontier Bank。一昨年だったか、Union Bankに買収された。私の口座を扱ってくれたFontier Bankのテラーの人は、Union Bankはカリフォルニアの銀行、程度の認識だった。

Union Bank...実は三菱東京UFJ銀行の100%出資子会社で、その規模は全米でトップ25行に入る。そのUnion Bankが全米トップ10をめざし、買収対象を捜している、と2月4日付けのThe Economistの記事は伝える。三菱東京UFJ銀行は投資銀行のモルガンスタンレー株を22%保有しており、買収先の物色にあたりモルガンにいろいろリクエストを出しているとか。

一方住友三井銀行は、ゴールドマン・サックスへの投資ではかなりの収益を得たらしい。加えて、Royal Bank of Scotlandの航空機リース部門を手に入れたりしている。

ロックフェラーセンターを買って顰蹙も買い、しかも高値づかみしてしまったバブルの頃とは一転し、今の日本の銀行は粘り強く買い時をうまく狙っているらしい。円高も追い風となっている。

欧米と比べて比較的キャッシュポジションの良い今の日本の銀行が、着々と海外展開を進めている。目立たないけれど、こういうしたたかな日本企業の実態を知って、ちょっとうれしかった。

sagawa

今日はシアトルタイムスTech Flashも、この話を取り上げていた。まだ噂の域を出ないのだが。

ドットコムブーム最盛の頃は、いわゆるブリック&モルタル店舗はいずれ消滅し、あらゆるものがオンラインで売られる時代が来るとか言っている人もいたと記憶している。雨後の筍のように、オンラインショッピングビジネスが生まれては消えていった。

それから10年余り。オンラインショッピングではダントツの地位を築き上げたアマゾンが、今年ここシアトルに小売店第一号をオープンさせるとか。本当かしら?

ブリック&モルタル店舗は今も健在だし、あくなき成長を求める企業である以上、本業と隣接する分野への参入は、当然といえば当然。ただ、既存のビジネスのカニバライゼーションが気になるところだけれど。こういう時は、企業自体がいかに自社の事業を定義づけるか、が問われるのですね。

sagawa

今年のスーパーボウルは友人宅で観戦。いつものとおり、あまりゲームに興味がない私も、TVコマーシャルは熱心に観ていた。

さすがはNFL。ゲーム中に放映されたコマーシャルは、すべてこちらのページにアップされている。人気投票によるランキングもリアルタイムでわかるようになっているのでどうぞ。

コマーシャルにしては少し重い内容だが、私のお気に入りはこちら。

貴方のお気に入りはどれですか?

sagawa

まもなくIPOするFacebook。MSNBCなどのニュース番組では連日この話でもちきり。

CEOのマーク・ザッカーバーグは、社員に「上場した後もハッカー魂を忘れないように」と伝えたらしい。今のような企業文化と成長スピードを保てるかどうか、ということに焦点を当てた番組もあれば、一晩にして億万長者になる社員にスポットをあてたものも。

私としては、The Economist誌のデイリーチャートが面白かった。

Facebookユーザーの数を各国の人口と比較したら、世界第二位のインドと三位のアメリカの間にはいる。IPO後の予想される時価総額では、マクドナルドに匹敵する。

一方で、社員の数を比べれば??????

いろいろ考えさせられるチャートです。

sagawa

フォルクスワーゲンが今年スーパーボウルで流すテレビコマーシャルのティーザーを、先日こちらで紹介した

今日のNPRでは、ティーザーではなく、当日のテレビコマーシャルそのものを紹介していた。もはやコマーシャルは、ただ一回放映されるものではなく、2週間前からインターネットで流して話題作りするものに変わったらしい。

これらはいずれも自動車メーカーのテレビコマーシャル。どうぞお楽しみください。

フォルクスワーゲン


YouTube: The Dog Strikes Back: 2012 Volkswagen Game Day Commercial

ホンダ CR-V (「フェリスはある朝突然に」という映画を覚えていますか?)

YouTube: Official 2012 Honda CR-V Game Day Commercial - "Matthew's Day Off" Extended Version

アキュラ NSX


YouTube: "Transactions" Extended Version - 2012 Acura NSX Big Game Ad #JerrysNSX

フィアット 500 Abarth

 

 
YouTube: FIAT 500 Abarth -- Seduction -- 2012 Super Bowl Contender

 

sagawa

関西出身の私は、納豆が苦手。何せ、大学に入るまで納豆を見たこともなかった。
これまで2度トライしたが、いまだに食べられないし、横で食べている人を見ても気分が悪くなる。

納豆に対する反応に限っては、私はまるで外国人。ほとんどの日本人が納豆を大好物だと言うだろう。

でも納豆が大好きな日本人も、ブルーチーズは苦手だったりする。このウォールストリートジャーナルの記事は、納豆やブルーチーズと同じ類いの、世界のいろいろな’fermented foods"を紹介している。ちょっと面白いので、ここで紹介。

韓国...キムチ(あのニンニクの匂いがいいという人も)
ノルウェー...グラブラックス(gravlax)鮭を発酵させたものらしい
エチオピア...インジェラ(injera)パンだけど、すごい匂いとか
スペイン... チョリソー(chorizo)ポークソーセージ
アイスランド...ハカール(hákarl)サメを発酵させたものらしい
エクアドル...チカ?(chicha)何かの根と人間の唾で造るお酒みたい
サルディニア(イタリア)...casu marzu 直訳すると、"腐ったチーズ"とか

このうち私が知っているのは、キムチとチョリソーだけ。
貴方はどれに挑戦したことありますか?






sagawa

NPRラジオで耳にした話

アメリカの車のディーラーショップといえば、いかつい兄ちゃんがホースパワーとかトルクとかいう言葉と数字を交えてまくしたて、強引なセールストークで迫るので、女性はともすれば敬遠しがち、というイメージを抱いていた。値段交渉するために、男性の友人をわざわざ連れて行く、といったような。

でも、最近はかなり違うらしい。インターネットのおかげで女性はディーラーショップに出かける前にいろいろな下調べをし、その結果値段交渉はむしろ男性よりうまくなったということ。これは意外だった。

車の買い替えをお考えの殿方へ。奥様を強い味方につけておくべき、ですよ。

sagawa

1843年イギリスで創立した週刊誌 The Economist。世界の情勢について、自国イギリスとアメリカ合衆国についてはそれぞれ独自のセクションを設けて、毎週複数の記事を載せている。他の国々については、ヨーロッパ、アメリカ諸国、アジア、そして中東およびアフリカの4つの地域毎にセクションを設けている。当然日本に関する記事はアジアのセクションで取り上げられるが、毎週とは限らない。

ところが今週号から、この雑誌にもう一つセクションが加わった:中国。今後中国の動向については必ず毎週複数の記事が掲載されることになる。この雑誌がアメリカ合衆国のセクションを設けたのは1942年なので、70年ぶりのこと。バブル最盛期の日本でも、この特別待遇は受けなかった。

これが、世界の実態なのだろう。統計によっては、日本を除いたアジア諸国をまとめたものがあるが、もうすぐもこれも変るのかも知れない、中国と、中国を除いたアジア諸国、というふうに。

sagawa

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佐川 明美

佐川 明美

米国シアトル在住。世界の伝統工芸を紹介する Ashton Road Ltd. のco-founder。

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