あれから30年...カレン・カーペンターを偲ぶ
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大阪フェスティバルホールに初めて行ったのは、郷ひろみのコンサート。二回目に行ったのは、確か中三の時だったと思う、カーペンターズのコンサート。
カーペンターズの大ファンで、その歌詞を全部手帳に書き写しては自分で訳して、登下校の電車の中で暗記に務めていた。私が英語を好きになったのも、ということは、今こうしてシアトルに暮らすようになったのも、少なからず彼らのおかげだと思う。
高校でアメリカに一年間留学してた時、クラスメートに好きなミュージシャンは誰かと尋ねられ、カーペンターズと答えてバカにされた。当時のティーンエイジャーにとっては、ロックじゃないと音楽じゃないみたいなところがあった。カーペンターズなんて、ダサい代表だったのだ。
そんなことはすっかり忘れていたのに、先週はラジオの番組のおかげで、本当に久し振りにノスタルジアに浸らせてもらった。
30年前の先週の月曜日、カレンは32歳という短い命を終えたのだった。拒食症なんていうものがあるというのも、あの頃初めて知った。
30年たった今も、私を含め多くの人が彼女の歌声に耳を傾け、胸にキュンとくる瞬間を持つ...そのこと自体、ダサいどころか、すごいことだと思うのです。
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