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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

[雑記] サンフランシスコで仕事を控えた日曜日の夜

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いくつかの事例を回る視察でサンフランシスコにやってきました。24日金曜日の夕方に到着して、30日木曜日の夕方の便で戻ります。お仕事ということで、行き帰りの便は羽田発のJAL便。羽田の国際ターミナルを初めて使いました。
サンフランシスコは2000年前後に仕事で数回来ています。その後、2008年ぐらいに一度、帰国便の関係で1日だけ滞在しましたが、それを除くとほとんど10年ぶりという感じです。初めての滞在に近いので、気づいたことなどをメモします。

[iPhone使いのための回線事情]
iPhoneは海外に出ても、その国のキャリアの3G回線の電波を拾い、日本と同様に音声通話、データ通信(インターネット系のもろもろのアプリケーション)ができます。デフォルトでは「データローミング」がオフになっていますが、これをオンにすると、日本と同様にメール、ウェブのブラウジング、マップなどが使えるようになります。

ご存じのように海外ではパケット代が法外に高いので、「パケ放題」系のサービスが適用されない国で、日本と同じ気持ちでウェブを読んだり、画像をアップロードしたりすると、数万〜十数万円という金額の請求が後から来ます。

これを避けるためにできる方策は、主には2つ。

1つ目は、昨年からソフトバンクが提供するようになった「海外パケットし放題」というサービス。これは1日単位で利用するもので、1日当たり1,500円弱の課金があるだけ(2011年6月30日を過ぎると2,000円〜3,000円に)。インターネット系アプリケーションをどれだけ利用してもその日の課金はそれだけです。
詳細はこちら
このサービス、そこそこ安いようでいて1週間の滞在で毎日使うと、そこそこの金額になります。できれば1週間単位で安くする課金体系があってもよいと思います。

このサービスが使えてうれしいのは、見知らぬ街で迷ってしまって、地図を使わなければいけない時です。

使うコツ、すなわち、設定を間違って後から法外なパケ代請求が来ないようにするには、デフォルトでは「自動でキャリアを探すようになっている」という設定を、自分の手で、(サンフランシスコなら)「AT&T」に設定するということです。これをやらないと、自動でパケ放題非対象のキャリアを拾ってしまう可能性があり、その際にはいわゆる「パケ死」になりかねません。

2つ目は、あちこちにあるWiFiの無料サービスを使いたおすという手。サンフランシスコ市内やシリコンバレーのタウンにあるスターバックス、カフェ、その他の飲食店では、WiFiサービス(ホットスポット)を提供しているところがかなりあります。一部の飲食店では、AT&Tが提供している1日15ドルの有料のチケットを買わないと(クレジットカードで手続きをしないと)使えませんが、ほとんどのスタバでは無料のWiFiサービスを用意しているようです。

なので、iPhoneを利用する必要が出てきたら、その都度スタバに入り、回線をつなげて使うということになります。サンフランシスコの場合、スタバは1〜2ブロック歩くとすぐに見つかります。

その他、1日15ドル程度のAT&Tなどの有料WiFiを1週間単位で定額にできる「ロードウォーリアアクセス」というパックが日本のパソコンショップで売られています。これを使えば、1日単位の課金を免れて、1週間で3,500円ぐらいにできます。

Starbucks


[サンフランシスコの寒さ]
日本では出発する日も真夏日だったりと、確実に夏モードに入りつつあるわけですが、ここサンフランシスコでは、気温が上がっても22〜23度ぐらいしかありません。低くなると15〜17度。日曜日の今日は、真夏のような日差しが差しましたが、日陰に入ると東京あたりの4月中旬ぐらいの肌寒さ。風が吹くと完璧に「寒い」という感じです。日本の花見の頃の寒い日の格好でいきたいところ。
日本のわれわれにとっては寒くても、こちらの人には完璧に夏の格好で平気な方がいらっしゃるようで、以下の写真を見るとそうした体感温度の違いがわかります。

Sanfrancisco01

[6月27日にYMOがサンフランシスコでライブ]
サンフランシスコのマーケットストリートという大通りをぶらぶらしていて、たまたま小さな劇場(Warfield)を見つけました。入り口の上にかかっている大看板を見ると、"Yellow Magic Orhcestra JUNE 27"とあるではありませんか!思わず目を疑いましたが、出演ミュージシャンを紹介する写真を見ると紛れもなくYMOです。
よっぽどチケットを買おうかと思いましたが、27日月曜日夜は仕事の会食が入っているため、8時開演に間に合わせるのはどうやっても無理。「へー、すごいな」と思いながら、写真を撮って立ち去りました。

こちらを見ると、米国西海岸でいくつかライブをやるようですね。

Sanfrancisco02

Sanfrancisco03

[仕事で米国に来ている時のご飯]
米国では飲食店でおおむね日本の2倍〜3倍の量が出てきますね。下の写真は初日の夜に行ったチャイナタウンの新亜州という中華料理屋で出てきた品。小皿をほんの数種という感じで頼んでも、どーん、どーんと出てきてテーブルが埋まってしまいます。出てくるものをそのまま食べていると、1週間の滞在でも必ず太ります。
仕事で誰かと一緒に動くという旅行では、日中のランチ、仕事が一区切りついてからの夕食は、同行している人たちと一緒に食べるのが普通だと思います。結局、朝ご飯でカロリーを減らすしかないです。

ということで、朝はそのへんのスーパーなどで調達したバナナ、リンゴで済ませるということに。

Sanfrancisco09

とはいいながら、米国に来て米国っぽいものを食べない訳にはいかないということで、一度ダイナー的な店へ入って、もっとも普通と思われるハンバーガーを頼んでみました。中華の下の写真がそのハンバーガー(下側のバンズは肉の下に隠れてる)。粗っぽいのが土地の味わいです。これはこれでうまかったです。

Hamburger

[各国料理の穴場Polkストリート]
Swan Oyster Depotという名前のシーフードの店がいいというので、バスに乗ってPolkストリートまでやってきました。界隈を歩いてみると、タイ料理、韓国料理、モロッコ料理、インド料理、中華料理、ギリシャ料理、日本料理、イタリア料理、ベトナム料理などの店が軒を連ねています。おそらく開業コストが安いエリアで、海外からやってきた人たちが店を持ちやすいということなのでしょう。厨房ではその国の人が料理しているというような”匂い”がしてきます。お目当てのSwanが閉店していたので、隣の日本料理へ入って適当に頼んでみましたが、それなりにうまかったです。
レストランが集まっているのは、PolkストリートとPineストリートの交差点を中心にしたPolkストリートぞいの500メートルぐらい。
途中、トイレを借りるために入ったカフェで、生ビールを注ぐサーバーのコックが10数種集まっているのを見つけました。いずれも4ドル(1パイント)とのことで、ビール好きにはたまりませんね。Quetzal Internet Cafeという店です。

Polk2

Polk1

Polk3

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