ガートナー、ハイプ・サイクル2015発表。過度な期待のピーク期に自動走行車、黎明期にIoTプラットフォームやスマートロボット
米調査会社のガートナーは2015年8月18日、ハイプ・サイクル2015「Gartner's 2015 Hype Cycle for Emerging Technologies Identifies the Computing Innovations That Organizations Should Monitor」を公表しました。
出所:ガートナー Hype Cycle for Emerging Technologies, 2015
ガートナーでは、新たに登場したテクノロジーにおいて、デジタルビジネスやデジタルワークプレイスにフォーカスした点において、デジタルヒューマニズムと定義しています。
過度な期待のピーク期には、IoTに加えて、自動走行車(Autonomous Vehicles)が入り、機械学習(Machine Leaning)や、ウェアブル等も入っています。幻滅期は、ハイブリッドクラウドやAR(Augument Reality)などが入っています。
注目されるのは、自動走行車が入っているように、「アップル、自動運転車の試験走行に向け準備か」などの記事にもあるように、今後、異業種が自動走行ビジネスに参入していくと予想されます。
今後の成長が期待される黎明期に入っているテクノロジには、
- Micro Data Centers
- Digital Dexterity
- Software-Defined Security
- Neurobusiness
- Citizen Data Science
- Biochips
- IoT Platform
- Connected Home
- Affective Computing
- Smart Robots
などが入っています。
ガートナーでは、Connected Homeが、新たなソリューションやプラットフォームを生み出すとしているように、住宅を中心とした新たなビジネスが注目されるところです。
Digital Dexterityは、
Digital dexterity is a core employee cognitive ability and social practice that will define digital business success
とあるように、デジタルビジネスで成果をあげていくための、従業員の認識能力やソーシャルプラクティスといった整理をしています。(よく内容が理解できていません)
ガートナーでは6つのビジネス領域を定義しており、特に注目されるのが、次世代の世代となるStage 6のAutonomous(オートノモス)です。
- Stage 1: Analog(アナログ)
- Stage 2: Web(ウェブ)
- Stage 3: E-Business(Eビジネス)
- Stage 4: Digital Marketing(デジタルマーケティング)
- Stage 5: Digital Business(デジタルビジネス)
- Stage 6: Autonomous(オートノモス)
Autonomousは、人間的もしくは人間に代わって能力を持つテクノロジーで、以下の項目をあげています。
- Autonomous Vehicles
- Bioacoustic Sensing
- Biochips
- Brain-Computer Interface
- Digital Dexterity
- Human Augmentation
- Machine Learning
- Neurobusiness,
- People-Literate Technology
- Quantum Computing
- Smart Advisors
- Smart Dust
- Smart Robots
- Virtual Personal Assistants
- Virtual Reality, and Volumetric and Holographic Displays.
Autonomousの領域は、これから掘り下げていきたいテーマの一つで、折をみて、紹介をしていきたいと考えています。