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地域情報発信の国際化

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自宅は群馬そして毎日新幹線通勤をしています。高崎でも東京でも最近多くの外国人を目にするようになった気がします。数年前まではあまり見られなかった光景です。

日本経済新聞(7/31)の経済面の記事に「観光立国への挑戦」という記事が書かれていました。国際観光振興機構が英語、中国語等の9言語のウェブサイトを立ち上げ、2006年度は4400万アクセスがあったという事例を紹介しています。2008年はおそらくかなりのアクセスが増えているのではないかと予想されます。

一方で日本のイメージが金閣寺や浅草、「フジヤマ・ゲイシャ」等のイメージが固定化し、イメージ戦略の転換が必要であるとしています。そして、インターネットにアクセスして情報収集をする外国人旅行者に対して情報発信の国際化に力をいれ、その専門的人材を急いで育てる必要があるとしています。

確かに専門人材は必要だと思います。が、もっとブログ等、様々なツールを考えていくことも必要でしょう。「自治体とクチコミ!地域ブロガーによる地域活性化の可能性を探る」でもご紹介させていただきましたが、県外からの誘致策のために、ブロガーが観光地域に足を運び、写真や動画等を交えながらその地域の観光の魅力をブログで伝えることや、外国からの誘致も考えている自治体は、日本の近隣の外国人もブロガーに加え、多言語で対応するというアプローチもあるかもしれません。

さらに、YouTube等による海外の観光客を意識した動画情報の発信もありでしょう。特に専門的な知識は必要なく、地域の観光地や生活などの動画を純粋にアップすれば、言葉がなくても伝わる部分は多いでしょう。

地域情報発信の国際化は、人材の育成、そしてツールの活用など様々な視点で議論をし、地域を盛り上げていくということが大切になってきているのかもしれません。

■関連サイト
YouTubeで日本の伝統と文化を伝える」(2008.2.10)
地域活性化にはセカンドライフとYouTube・・(2008.1.11)
地域2.0と地域活性化(1) --地域SNSは普及していくのか? (2007.9.2)
地域2.0と地域活性化(2) --地域Twitterの可能性は? (2007.9.4)
地域2.0と地域活性化(3) --地域ブログマーケティング (2007.9.5)
地域2.0と地域活性化(4) --YouTubeやニコニコ動画じゃだめなのか? (2007.9.6)
地域2.0と地域活性化(5) --ブログポータルは成功したのか? (2007.9.17)

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