就職するなら情報通信業界を薦める5つの理由
2009年度の採用活動が動き出しています。相変わらず売り手市場のようで優秀な学生の囲い込みは企業にとっても非常に重要になってくるでしょう。
さて、就職にあたって人気も高いのが、金融業界、商社、メーカ、そして旅行会社やマスコミ等が上げられますが、IT業界はあまり人気がないのが現実です。特にエンジニアが多い職種は特に苦戦しているように見受けられます。
以前少し学生とお話する機会がありました。情報通信業界とはどんな魅力があるか少しお話しをしたことを5つご紹介します。
新しいことに触れて挑戦できる
私が入社する前は、マルチメディアという言葉が新しいキーワードとして登場しました。当初は意味がよくわからないキーワードでしたが、マルチメディアというキーワードの象徴であったテレビ会議やVOD(Video On Demand)が実現する社会が既に実現しました。今もインターネットにより様々な新たな新たしい技術と新たなムーブメントが起きています。そして次世代のネットワークサービスが始まろうとしています。そういった意味で常に新しいものを追いかける業界特有の文化があると思っています。
景気等に左右されにくい
現在、サブプライム問題やガソリン値上げによる物価高騰、そして、食品等の偽装等が社会問題化しています。業界によっては景気等に左右され、食品等の偽装問題によって会社の信頼は大きく失墜し、経営に大きな打撃を与えることにもなるでしょう。情報通信業界はお客様がインターネット等の通信を利用している限り、景気に左右して収入が急速に落ち込むことはあまり考えられません。この視点は企業が安定しているという考え方ではなく、収入のベースラインが安定している中で様々なアプローチができるという強みがあります。
仕事と日常生活が一致しやすい
Web2.0に代表されるように、コンシューマITはめまぐるしい勢いで進化しています。産消逆転と言われるように、社内SNSやイントラブログそして社内Wiki等のようなエンタープライス2.0の動き等は、まさに消費者の世界での成功モデルを企業の中に展開する事例も増えてきています。つまり、日常生活で経験していることが、そのままコンシューマビジネスへの展開となり、ビジネス展開へのヒントとなるケースが増えてきているのです。
ブロードバンド・ユビキタス時代への期待
2008年は、モバイルが多く進化する時代と言われており、情報通信業界だけでなく、アップルやシャープ等の端末メーカ、そしてグーグルやYahoo等のプラットフォーム提供事業者等がモバイル市場に大きな期待をしています。今後モバイル端末を利用した様々なビジネスチャンスが生まれてくることが予想されます。
ネットワークからつながりを感じる
情報通信業界で仕事をしているとコンシューマ向けにしてもビジネス向けにしてもネットワークの大切さを実感することがあります。ネットワークの活用方法次第で企業のビジネスも大きく左右されるようになってきました。そしてネットワークを通じてWeb2.0と呼ばれるように集合知やつながりを個人個人が体感することができます。そしてそのつがなりはグローバルに広がります。そういったネットワークのつながりをこの業界で働くことによってより多く感じることができると考えています。
この業界に入社してから10年以上の月日が経っていますが、この業界で仕事ができたことは今でも正解だったと思っていますし、これからもこの業界で仕事を続けていきたいと考えています。学生の皆さんは就職活動をしていく上で是非情報通信業界を自分が仕事をしたい業界の選択肢の一つにして活動していただくと良いのではないかと感じています。