坂本史郎の【朝メール】より:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 坂本史郎の【朝メール】より

ビジネスモバイルITベンチャー実録【朝メール】から抜粋します

« 2010年8月30日

2010年8月31日の投稿

2010年9月1日 »

おはようございます。

すっきりとした夜明け。8月もいよいよ最終日です。

昨日のブログ『iPad+3Gをプレゼント:70代両親5日目の報告』にTwitterで次のコメントをいただきました。

「この人はなぜそこまでしてPCやらITガジェットをご両親に使わせたいのだろう。 」
http://twitter.com/v416/status/22486999029

「むむむ、なぜだろう?」

改めて聞かれると明快な答えがありません。パソコンだけでなく、「らくらくホン」で家族割りに入れたり、ロボット掃除機のルンバも強要したし、それが悪いことなのであれば、両親にしてもたいした迷惑のはずです。

==

■これいい、というものを人に伝えたい衝動

確かに両親に無理してITガジェットを使ってもらう必要はないです。

それでも、何かにかき立てられるように、いいものは使ってもらいたいという気持ちがするものです。お節介とでも言うのでしょうか。

例えば、仕事を始めた1980年代後半にも「パソコンがいい、電子メールがいい。仕事に使える!」となると、その環境を職場に普及させなければ気が済みませんでした。

あるいは「携帯電話で社内業務ができる。」となると、それを社会に普及させなければいけないと、会社まで立ち上げてしまいました。不思議なことに義務感すらあります。

ITを使うことによって得られる利便性とかつながっている幸福感とでもいうのでしょうか。それをなるべく多くの人に体験してもらいたい。そんなことに正義感を覚えているのでしょう。あるいはそれが自分ができる「貢献」なのだと思っているのかも知れません。

==

■ITガジェットを横目で見る気持ち

両親の気持ちになってみましょう。例えば、パソコンやら携帯電話やらiPadで人々が何かやっているのを目撃したとします。

・人々が何かを喜々と使っている。
・それは情報交換に使われているのかも知れない。
・そこに自分も入っていきたい。
・どうやらそこにはITガジェットが使われている様子だ。
・身近に教えてくれる人がいるのであれば、是非とも教わりたい。

そのような気持ちがあるはずです。だからその希望になるべく応えてあげたいと思っています。それができるのが自分の役割なのであればなおさらです。

==

■何でもいいから人の役に立ちたい

例えば、近道を発見したとします。それを人に教えます。すると、近道を使って便利になったと、喜んでくれたとします。そんな人の顔が見たい。そんな本能的な衝動ってありませんか?

実は、自分は人に物事を教えるのが下手です。環境を整えるところまでは、結構こまめにやるのですが、その後は「やってみればわかるでしょ」的な、変な突っぱね方をしてしまいます。反省はしているのですが、どうもその傾向は変わりません。

会社として、何か物事の便利な使い方を発見したとします。それを普及させるのです。それが自分たちの社会貢献だとも考えながらビジネスをさせてもらっています。そこには個人的な「苦手」は通用しません。だから組織体としてアプローチしています。

『「それいいじゃん」と言い続けてもらいたい。』

会社としての理念です。そしてそれは、自分の、このわけの分からない「何でもいいから社会の役に立ちたい」という衝動をベースにしているのかも知れません。

==

文面にしてちょっとすっきりしました。@v416さん、疑問提起ありがとうございました!

Shiro Sakamoto

« 2010年8月30日

2010年8月31日の投稿

2010年9月1日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

坂本 史郎

坂本 史郎

e-Janネットワークス株式会社 代表取締役。
東レ、バージニア大学MBA、IT企業創業とユニークな経歴。コミュニケーションデバイスと組織の理想形を追い求める。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
shiro
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ