ブログを書くときに気をつけている12のこと
おはようございます。
まだ日の出前。久々に駅までの3.5キロを歩きました。
手袋もコートもなく道中写真を撮りながら歩くのは気持ちがいいものです。
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「継続は力なり」
よく言いますよね。実際に続けていることはすごいことだと思います。
ところが、継続することが目的になる。継続していること自体が言い訳になる。
そういうワナにはまることがあります。
社内メール版の【朝メール】でも、そのワナに過去何度かはまっています。
「毎朝続けているんだから偉いだろ?だからこれ以上求めないで」
こんな気持ちがにじみ出てくるのでしょうね。
確かに毎日同じことを継続するのは偉大なことです。
でもその偉大なことが驕った気持ちになることもあります。
そして驕りから工夫を忘れてしまうのです。いつの間にか忍び寄るワナ。
では、驕った気持ちにならないようにするにはどうすればいいか?
いい手があります。
「単に続けるのではなく、工夫を続ける」と意識するのです。
それだけです。
ニュートン力学です。単なる等速直線運動ではなく、加速度を持つ。それを続ける。
小さい値でもいい、加速し続けるのです。これが長期的には大きな差を出します。
今朝は自分のオルタナブログでの実体験を記載してみましょう。
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自分はオルタナブログという場に2009年9月10日にデビューしました。
ITメディアの営業担当さんからのご紹介で始めることになったのです。
それまで自分は社内メール版【朝メール】を2004年1月19日から続けてきた自負がありました。
5年半以上です。だから思っていたのですね。
「続けることには自信がある」と。
実際に当時は、過去の【朝メール】エッセーをブログ用に編集して出していました。
アクセス数は次のような結果でした。過去の蓄積があるので土日も出せます。
2009/9/10 252
2009/9/11 131
2009/9/12 67
2009/9/13 53
2009/9/14 185
2009/9/15 113
2009/9/16 195
2009/9/17 206
2009/9/18 182
2009/9/19 67
2009/9/20 48
2009/9/21 51
2009/9/22 58
2009/9/23 116
2009/9/24 217
2009/9/25 217
2009/9/26 106
2009/9/27 88
2009/9/28 789
2009/9/29 320
2009/9/30 176
最初の月の日の平均ページビュー数が173.2でした。やりがいにつながります。
誰か分からない人たちが合わせて100ページ以上読んでくれているのです。
そう、そもそも交通量が多い媒体でデビューできたのは、幸運でした。
10月は平均が239.8PV、11月が360.2PVと推移しました。
ところが、上位ランキング者たちを見るとなんとも遠く感じました。
「どうやったらあんな上位に行けるのだろうか」
諸先輩方の書いている内容を見て、タイトルを見て。真似したり工夫したり。
何とか読んでもらおうと、ひたすら工夫したのです。
すると徐々にアクセス数が上がっていきます。
たまに日に1000PVを越えるようなコンテンツが出来たりして大きな励みになったりします。
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しばらく土日を含めた毎日の投稿をしていたのですが、ふと気づいたのです。
「毎日投稿していることが、自分への言い訳になっている。妙なプレッシャーになっている」
スタートしてから半年経った2010年3月13日、初めて土曜日をお休みしました。
品質を下げやプレッシャーを感じてまで毎日書くこともない。
でも継続していなければ読んでもらえない。ジレンマです。
ではどうするか。
平日朝の営業日に出している社内版【朝メール】のエッセーを、ブログと同時並行作成し、
文体を少しよそいきに変更する、今のスタイルに落ち着いたのです。
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やっている中、ブログを書くにあたって、いくつか注意するといい点があると思えてきました。
- 文章は朝に推敲する
- 夜書いたものはそのまま出さない (殆ど夜書くことは無いです)
- 傲慢な文体にならないように気をつける
- 差別的な表現が含まれないように気をつける
- 句読点までの一文はなるべく40文字以内にする
- できる限り自分の実体験を元に書く
- 説教をするより自分の失敗談をだす(反面教師)
- 悪口を書きたい人がいたら、それを自分がやったように表現する
- 頑張っているベンチャー企業の生の様子が伝わるようにする
- 極端な宣伝は避る、でもたまには会社や製品の自慢はいいかな
- ページを事後修正した際には修正履歴が分かるようにする
- 引用の際には引用元を明確にする
あとは、タイトルを長くしてみたり、短くしてみたり。
内容はその時々の自分の関心ごとでいいと思うのです。
端末や家電のテーマ、組織について、人について、文化について。
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「これはウケるかな」と思ったことでアクセス数が少ないのは日常茶飯事です。
でも「これはダメだろう」と思ったもので「アクセス数」が多いことはまずないです。
また、「コンテンツ的にウケること」と「アクセス数」は必ずしも比例していません。
「果たしてアクセス数が増えればいいのか」という議論もあります。
当然です。
こういう媒体で表現させてもらっているからにはアクセス数狙いだけでは良くないです。
いずれ嫌われます。読んでもらった人の時間を無駄にしては申し訳ないです。
時代も社会の雰囲気も絶えず変わっています。だからこまめに情報を発信する。
こまめな基本的な継続があった上に、工夫を重ねる継続があるといいと思います。
その工夫自体を継続することが加速度を生むわけですから。
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先日あるプレゼンテーション用にまとめてみてビックリしました。
オルタナブログの過去のランキンググラフです。継続的加速度の結果だと思います。
ビジネスと全く同じですね。小さくても加速度を持てば積み重なります。
ずいぶんと継続的にご支持とご愛読をいただいています。ありがとうございます。
考えてみたら上記12の注意点も失敗をしながら工夫を続けてきた結果学べたものですね。
引き続き工夫を続けていきますので、よろしくご指導ください。