人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でITエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介します。
さてさて、本日の“つぶやき”は……
 
*****
 
エージェント(人材紹介会社、およびそこに勤務するキャリアコンサルタント)の
仕事を長くしていると、求職者にとって「良いエージェント」とは何か、と考えさ
せられることがあります。
 
以前こんな川柳(?)を書いたことがあります。
 
「エージェント 案件なければ ただの人」
 
最適な案件を紹介してくれる人が、求職者にとって良いエージェントなのだと思い
ます。しかしそれ以外の要素となると、圧倒的に「人間性」です。同じ案件を紹介
されるのならば、できれば「良い方」から紹介されたいですよね。
 
一見極めて数値化が難しいように思われる「人間性」ですが、実は客観的な数字で
も表現できるのです。というのは、「この人に出会えて良かった」と思ってもらえ
るようなエージェントであれば、求職者から友人知人などの「ご紹介」を受ける率
が非常に高くなる
ためです。
 
あるエージェントは、自分からはスカウトの声掛けをまったくしなかったそうです。
なぜなら、その方はかつてお会いした求職者から対応しきれないほどの紹介を受け
ていて、スカウトしたくてもする余裕などなかったためです。
 
逆にこれまでお会いしたエージェント仲間のうち、最も適性に乏しいと思えた方は、
かなりのベテランながら、1度も求職者から紹介を受けたことがないとのことでした
(その事実に危機感を持っていないことに、二重の衝撃を受けました)。
 
人でもお店でも、本当に良いと思ったら大切な友人・知人についつい紹介したくな
るのが、人情というものです。
これから複数のキャリアコンサルタントに会う機会がある方は、その1人1人にこんな
質問を投げ掛けてみてはいかがでしょうか?
 
「月に何人ぐらいの方に会われるのですか?
  そのうち紹介で会われるのは何人ぐらいですか?」

 
 
 
                 ロード・インターナショナル   柴田 厚
 
 
 
*****
 
多くの人から友人知人を紹介してもらえる人には、素敵な人が多い。
そして、自分の人脈を惜しげもなく紹介してくれる人にも、素敵な人が多いですね。
 
# “人”という字を8回も使ってしまった……
 
 
 
                    生きざま番長 鈴木麻紀
 
 
※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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コメント
Jilsovao 2008/02/19 20:15

こんにちは 「人間性」「良い方」僕には程遠い存在です。情けねー僕。しかし危機感がない人と言うのはホントに怖い!気をつけよっと。
僕:「今日はお客さん全然来ないなー」
同僚:「まぁ、そりゃそうだろ…」
【jilsovao的教訓】
「メモ用紙専門店って…」

ばんちょ~ 2008/02/20 13:02

jilsovaoさん、こんにちわおわおー。
人間性とか、良い方って判断基準が人によって違いますからねぇ。「(相性の)良い方」を選ぶといいんでしょうね、コンサルタントも友人も恋人も。
「この人、相性があいしょうだなー」なんちって。

よし 2008/03/25 20:35

納得です。参考になりました^^

ばんちょ~ 2008/03/26 15:46

参考になった? うれしーなー。


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