人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

小さなお子さんがいる女性システムエンジニアが、残業ができないからといって、
一般事務職に転職をしたいと相談してくるケースがあります。
本当に一般事務をしたいのなら構わないのですが、働く以上、周囲の理解・協力は
不可欠です。ですから、できるだけやりたいことに近い仕事に就くことを私は
お勧めしています。

好きなことをしていればつらくても乗り越えられます。
安易なキャリアチェンジで後悔していただきたくないのです。

私自身、0歳児を抱えながら転職活動を経験したワーキングママです。
IT業界でITエンジニアとして10年以上働き、前職では24時間365日稼働している
ネットワーク運用監視センターのセンター長を務めていました。
さすがに24時間スタンバイの業務はこなせませんので、異動か転職かを悩み、
現在はキャリアアドバイザー。これも自身で描いたキャリアの筋書き通りです。

生涯キャリア発達理論を唱えるD.E.スーパーは、
キャリアを「人生において個人が占める一連のポジション」と定義しています。

キャリアとは、
人生において個人が果たす役割(ポジション)である「ライフキャリア」と、
職業生活における職業、職務、職位(ポジション)といった「ワークキャリア」

の2つの意味があり、ワークキャリアはライフキャリアに含まれます。

つまり、個人のキャリアは、短期的なワークキャリアだけを考えるのではなく、
ライフキャリアの一部として考えていくものだと思うのです。
もし、現在1人でキャリアについて悩まれている方がいらっしゃれば、中長期的な
視点でのキャリアを考えてみませんか。そのお手伝いができれば、幸いです。


                   ヴェディオール・キャリア  宮代 千穂

*****

キャリアとは1本の道のようなものである。
自分の意思で歩ききった人だけが到達できる“何か”が、その先にはある

なぁんてね。(BGM:ゴダイゴ「ガンダーラ」)


                       生きざま番長 鈴木麻紀


※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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