人生の重大な転機の1つ「転職」。
毎週月曜日は、人材紹介会社でエンジニアの「転職」と向き合っている
キャリアコンサルタントの“つぶやき”を紹介していきます。
さてさて、本日の“つぶやき”は……

*****

ここ1カ月、数名のシステムエンジニアとお会いしました。
すると、どなたも同じように
「プリセールス職を希望します」「上流特化の職種を望みます」
とのご希望だったのです。
理由は多々あれど、これには私もいたく共感してしまいました。

というのも。
私は以前勤務していたSIベンダで、特定のプロダクトを専門とする
部門にシステムエンジニアとして配属されました。
主要職務は、開発プロジェクトへの参画と導入支援サービスでした。
しかし数年後、担当製品の売れ行きに陰りが見え始め、将来の
キャリアに不安を抱くようになったのです。

そんな折、上司から
「来年はプリセールスか開発専門の職種、どちらかを選択しろ」
といわれ、私はプリセールスを選んだのです。
プリセールスを選択した理由は、自身の嗜好(しこう)や性格を
自己分析した結果、セールスや上流寄りの職種が自分には合っている
と判断したからです。この職務は非常にやりがいがあり、いまでも
その選択に間違いはなかったと思っております。

このような 過去に自分がキャリアに対して悩んだことや、
キャリアチェンジをした経験からも、ITエンジニアにさまざまな情報を
提供できていると考えています。

キャリアアップ制度が充実し、職種変更の希望に柔軟に応じてくれる
環境のある企業は、まだまだ多くはないとうかがっております。
そうなると、キャリアチェンジを希望される方は、転職という手段が
大きな選択肢となると思います。
キャリアチェンジを目指す方は、単なるチャレンジ精神だけではなく、
ご自身の分析と評価を充分し、なおかついままでのご経験やスキルが
最大限に生かせる職種を選択していただきたいと思います。


                      イムカ 山田 二朗

*****

「キャリアチェンジ」というと、
なんとなく「リセット」のように思いがちですが、
山田さんのご経歴は、職種は違えど ちゃんと前の仕事の経験が
次に生かせてる。

小学校から中学校へ、そして高等学校へ行くように。
進学型キャリアチェンジって感じかな?


                       生きざま番長 鈴木麻紀


※ 本内容は、メールマガジン「週刊JOB@IT」に掲載された「エージェント ウラ日記」に加筆修正したものです。

鈴木 麻紀

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