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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

低価格ワインからうまいものを見つける方法

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TwitterイベントSocialWeb2.0Partyでたまたま名刺交換をさせていただいた西友の広報担当者さん(@Seiyu_Japanさん)が現在、西友の公式Twitterアカウントでツイートを始めておられます。
西友公式アカウントの始動直前に、エプソン販売でTwitterを含むインターネット展開全般を取り仕切っておられる@SuzuJさん、Twitterコンサルタントの@gototakuhiroさん、私の4人で企業アカウントの運用手法に関するランチミーティングをしました。
@SuzuJさんもエプソンのTwitter本格活用を直前に控えていて、仮説を立て、方針を練っていたところなので、なかなか濃い意見交換となりました。(@SuzuJさんが企業アカウントの運用方針をまとめた資料がこちらにあります。)

そういう経緯もあって、@Seiyu_Japanさんがツイートを始めた直後に私がフォローをいただき、即フォロー返しして、絡んだり絡まれたりしています。たまたま私がワインについてツイートした際に@Seiyu_Japanさんが絡んでくれて知ったのが、西友が販売しているASDAブランドのワイン。これがずっと気になっていました。

流通小売にお詳しい方ならご存知かと思いますが、ASDAは英国最大手スーパーチェーンの1つで、現在はWal-Mart傘下に入っています。西友もWal-Mart傘下にあるので、ASDAが開発したプライベートブランドのワインを西友がグループ内調達を行い、日本で販売するのは非常に理にかなったことなわけです。

ASDAワインの案内ページを見ると、なかなか種類が豊富です。フランスをはじめ、イタリア、チリ、南アフリカから18種類。価格は580円から始まって一番高くても1,480円。すごいことですねー。Wal-Matはいわずと知れたエブリデーロープライス主義ですから、系列のASDAも同じポリシーで運営されており、そこで開発されたプライベートワインはエブリデーロープライスを地で行くような製品になるわけです。
で、この価格で判断して、安かろうまずかろうなどと思ってはいけません。

先日西友赤羽店へ行くことができたので、まずは赤を4本仕入れてきました。

フランス産カベルネソーヴィニヨン 780円
南アフリカ産ピノタージュ 780円(ピノタージュとは南アフリカの品種だそうです)
フランス産オークエイジド・バーガンディー 1,180円(ブルゴーニュのピノノワールです)
イタリア産キャンティ・クラシコ・リゼルバ 1,380円

うーん、お安い。個人的にはこのなかのピノタージュとキャンティ・クラシコ・リゼルバが気に入りました。常飲してもいいと思えます。特に後者は、Twitterでも書きましたが3,000円上級の品格を持っています。前者も価格見合ではものすごくレベルが高い、果実味にあふれたワインです。

毎月お邪魔させていただいているこの方ワイン会では、かなり高級な方のワインも飲んだりするのですが、日常的に家で飲むのはやはり1,000円前後~2,000円どまりのワインです。少し大きめのスーパーに行くとこの価格帯のワインの品揃えがすごくよいですよね。

ワインは昨年後半から集中的に攻めていて、この価格帯のワインでパフォーマンスがよいものをそれなりに物色しています(とはいえネットのワインショップでシャープな当たりをつけて注文するほどではなく、近所にあるスーパーで普通に手に入るもののなかからうまいものを見つける程度)。
それでわかってきた低価格ワインでうまいものを見つける方法が以下。

  1. 明らかに大量生産で作られているものから選ぶ(日本の大手ワイン輸入業者=サントリーなどが現地に作らせているものや米国、オーストラリアの最大手ワイン製造会社によるもの。大量生産によるコストパフォーマンスが期待できる)
  2. 基本的にはニューワールド(チリ、オーストラリア、南アフリカ。ワイン市場では新興勢力なので低価格帯商品のシェア獲得に注力=安くてうまいのを大量生産する傾向が強い)
  3. フランス産でも大量生産系が当てられれば、よいものに巡り合える(フランスワインで大量生産の雰囲気がない低価格帯品は避けるのが無難)
  4. 押さえでイタリア(輸出量では世界一なのだそうです)。やはりキャンティクラシコ…
  5. スクリューキャップを尊重する(コストを考えれば断然コルクよりスクリューキャップ。「神の雫」作者によるこの記事が参考になります。とはいえコルクとは熟成具合が異なるため、中~高価格帯ではあまりお勧めしないという意見もあります)

そんなこんなで、よさげだと思ったものは、先日挙げたガロ(カリフォルニア)のピノノワール以外では、サントリーが輸入しているボルドーのバロン・ド・レスタック、メルシャンが輸入しているオーストラリアのイーグルホークのメルロー(正確に言えばこちらはあるお店でグラスワインで飲んでよいと思ったものをスーパーで再発見したという経緯。スーパーでよく見かけるのはカベルネソーヴィニヨンですがそれもまぁまぁ)。どちらも1,000円前後です。ASDAのワインも上記1、商品によっては2、3、4、5に適合している訳ですね。

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