現場監督充&耳充
イノベーションには現場監督が不可欠だ。そう思ったことはありませんか?(なんちて)
最近の日々はもう現場監督道まっしぐらであります。動かしているのはシステム開発、デザイナー、コンテンツ関係ぜんぶ含めても30人月ぐらいの分量なのですが、毎日いろんなことが発生します。
勢いメールは増えるし、テレコンは増えるし、最低限に留めておきたかった手戻りも徐々に出始めて…。それら一切合財を現場監督はきちんと掌握して、淡々と進んでいくわけであります。
リア充という言葉がありますが、現場監督充な日々を送るようになると、とたんに家で音楽を聴かなくなるわ、テレビはまったく見ないわ、本もほとんど読めていないし。朝起きて仕事して、夜寝て仕事してという日々なわけですね。憲法で保障されている文化的な生活かどうかはあやしい。
先週金曜日、クライアント様の部において飲み会が銀座の方舟という店で開かれ、目の前の炭火で焼いて食べるという方式を初めて経験しました。ここはなかなかエがった。
その後、同店が入っている同じフロアにジャズのライブを聴かせる店があることが判明し、その夜はちょうど、アルトサックスプレイヤーのMALTAと彼のバンドがプレイしている日でした。第二部が始まって少し経っていましたが、部内ジャズ愛好家2名で潜入しました。
これがなかなかエがった。
MALTAじたいは私も80年代に耳にしたことがあるぐらいですが、改めてその力量に目を見開かされました。80年代にヒットした曲もやってくれたし、リクエストタイムではわれわれがリクエストしたSoftly As In a Morning SunriseやStar Dustなんかもやってくれたし。
エレクトリックギターがまたいいんですわ。70年代80年代のロックを聴いて育った人なら、おぉギターはこうでなくてはのう、と思わせるむっちりした熟達の技。アンコールではサンタナのブラックマジックウーマンが出ましたよ。もうまんまなりきりカルロス・サンタナ。
ベースもよかった。ドラムのソロもよかった。現場監督充な日々を送る私にとっては、エラく耳充な夜でした。その後、銀座某店で沈没することもなく、京浜東北線最終で帰りました。
翌日ネットで調べてみると、ギターの布川俊樹はCDをたくさん出していることが判明し、早速2枚注文しました。
ベースのかた早川哲也も少し気になって調べてみると、クリヤ・マコト・トリオに参加していることが判明し、このグループを次のターゲットにして耳充を図る予定。