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ロボット白書2014(8)ロボットにおける規格・標準化動向

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ロボットにおける標準化を中心に整理をしてみたい思います。

ロボット標準化の取り組みは、1989年に設立された世界最大のソフトウェア標準化団体であるOMG (Object Management Group)は、分散オブジェクトミドルウェア CORBA (Common Object Request Broker Architecture)、ソフトウェアモデリング言語UML (Unified Modeling Language) を始めとしたソフトウェア標準を策定・管理している組織により、ロボティクス作業部会(Robotics-DTF)で検討され、

1.RT(Robot Technology)を支えるミドルウェアのコンポーネント仕様(RTC; RT Component)
2.ロボットが扱う位置・測位情報に関するサービス仕様(RLS; Robotic Localization Service)
3.ロボットが人とインタラクションを行うための人検出、個人同定、音声認識など様々なHRI(Human Robot Interaction)機能のサービス仕様(RoIS; Robitic Interaction Service Framework)

が、標準として採択され公開しています。

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1.OpenRTM-aist’s RTC Archtecture
http://www.omg.org/news/meetings/tc/berlin-13/special-events/component-pdfs/S1-3-Ando-Biggs.pdf

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サービスアプリケーションからHRI機能を使うためのインタフェースを共通化するための枠組みを規定し、この枠組みを使うことで、同じサービスアプリケーションが異なるロボットでも動作

3.Robotic Interaction Service (RoIS) Framework
http://www.irc.atr.jp/std/RoIS.html

OpenRTM-aistは産総研を中心に開発されているミドルウェアであり2005年にVer.0.2が公開されました。OMGのRTコンポーネント仕様はこれをベースの一つとして日米が共同で策定し2008年に公開した国際標準で、産総研はこの標準に準拠した最初の実装として2010年にOpenRTM-aist Ver.1.0.0をリリースし、現在、Ver.1.1.0を公開しています。

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OpenRTM-aist
http://www.openrtm.org/openrtm/ja

国際標準規格ISOの取り組みも重要となっています。

NEDOが2009年から「生活支援ロボット安全検証センター」で実施するサービスロボットの安全技術及び安全検証手法の開発などを行う生活支援ロボット実用化プロジェクトの成果をもとに、日本品質保証機構(JQA)が2013年2月17日付けで、2013年にサイバーダイン社の「ロボットスーツHAL®福祉用」に対して、世界で初めて生活支援ロボットの国際安全規格ISO/DIS 13482に基づく認証を行い、サイバーダイン社に対して認証書を発行しています(ニュースリリース)。

ロボット関連でもさまざまなISO規格があげられています。

ISO/DIS 13482

パーソナルケアロボットの安全性に関する国際規格原案で、2014年に国際規格として発行

ISO/TC184

産業用ロボットとサービスロボットの安全に関する規格で、産業オートメーションシステムとインテグレーション、SC2ロボットのセクション

 

 

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