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Software-Defined Network(2)OpenFlowとは

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ネットワークの構成や機能の設定をソフトウェアによってプログラマブルに行える仕組み「Software-Defined Network」を実現するための標準技術として「OpenFlow」が注目されています。

OpenFlowは、1台のネットワーク機器が持つ機能を、ネットワークの経路制御機能(コントロール プレーン)とパケット転送機能 (データ プレーン)に分離し、以下の3つから構成されています。

OpenFlow コントローラ

コントロール プレーンの機能とアプリケーションを管理する機能を持つサーバで、ネットワークの経路制御(ルーティング機能)を行い、スイッチなどのネットワーク構成やセキュリティ・ポリシーの設定変更などの一括管理や、独自に機能追加や変更が容易に行えます。一般的にはソフトウェアで実装をしています。

OpenFlow スイッチ

データ プレーンの機能を持つスイッチで、「OpenFlowコントローラ」からの指示に従い、「パケットの転送(フォワーディング)」の処理を行います。「OpenFlow スイッチ」には、ハードウェアスイッチとソフトウェアスイッチの2種類があり、ソフトウェアスイッチの代表的なものにオープンソースで提供されているOpen vSwitch(OVS)があります。

OpenFlow プロトコル

「OpenFlowコントローラ」と「OpenFlow スイッチ」とを接続する標準インターフェイスで、相互のフォーマットや手順を決めており、データ プレーンをプログラムするAPIとしての機能を持ちます。

「OpenFlowコントローラ」は、従来のスイッチとは大きく異なり、レイヤ1 からレイヤ4までの情報による「フロー」という単位で経路制御が可能となり、経路の優先度や負荷分散などを計算した「FlowTable(フローテーブル)」を「OpenFlow スイッチ」に送信し、パケット転送の処理を行います。また、「OpenFlowコントローラ」は、アプリケーションの種類によって経路を変更することができ、複数台の「OpenFlow スイッチ」を制御することができます。


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※担当キュレーター「わんとぴ」 

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