Software-Defined Network(1)概要編
ネットワークの構成や機能の設定をソフトウェアによってプログラマブルに行える仕組みが「Software-Defined Network」というコンセプトが注目をされています。
従来のネットワークは、組織変更や新しいサービスを導入する際にネットワーク構成の変更が必要とされる場合には、ネットワーク管理者が、ベンダーの独自コマンドで、OS/ミドルウェア、アプリケーションが統合されたスイッチやルータのプロトコルをマニュアル操作で設定変更を行っていました。
一方、サーバーの仮想化やクラウドの急速な進化によって、仮想サーバーやストレージなど柔軟なリソース変更や、複数の拠点間のライブマイグレーションなどの要求により、リソース追加・変更に柔軟かつ迅速に構成変更ができるネットワークの仮想化への期待が高まっています。
スイッチやルーターなどのネットワーク機器は、OS/ミドルウェア、アプリケーションが統合された垂直統合型から、各機能レイヤーを分離してオープンなインターフェイスでつなぐアーキテクチャーへとシフトしつつあります。
これにより、メーカごとに異なるプロトコルを持つネットワーク機器を統合管理し、独自のアプリ追加や、迅速かつ柔軟なネットワーク構成変更の対応が可能となります。ユーザやベンダは、稼働状況や運用にあわせてアプリケーション・プログラム による構成管理・設定が可能となり、さらに、ネットワーク構成を意識することなくライブマイグレーションが可能となり、データセンターのリソースの有効活用も可能となります。
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※担当キュレーター「わんとぴ」
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