きょこ コーリング:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) きょこ コーリング

広報・マーケティングを中心に、ソーシャルメディアそしてアプリなど、マーケッターの関心事を綴ります♪

« 2006年6月24日

2006年6月25日の投稿

2006年6月26日 »

ここ数年、よく聞くようになった言葉に「インターンシップ」という言葉があります。

今日の読売新聞に、インターンシップに関して、それを良いことだというような論調の記事を見たので、あえて私の意見を書いてみようと思います。

数年前に、友人から「某PR代理店にインターンシップで来ている学生さんがすごくいい子なので、是非その子のインタビューに答えてほしい」と言われたのですが、そのPR代理店のクライアントさんが当時勤務していた会社の競合だったので結局はお断りしました。しかしながら、このPR代理店のインターンシップのシステムはちゃんとしているなと感じました。

というのも、どうやらインターンシップ、2種類あるようなのです。

1.ちゃんとしたインターンシップ(学生がさまざまな就業体験ができる)

2.お金のない会社が、「安く使えるアルバイト」として「インターンシップ」という名目で学生を交通費+αだけで使い倒すインターンシップ

の2種類です。

インターンシップはアルバイト型でそれなりの報酬が出るものと、交通費とランチ代程度しか出ないものとあります。しかし、一流企業の社員の仕事を社内から見ることが出来たり、元気のいいベンチャー企業の仕事のやり方を学べたりするのであれば、これは本当に勉強になりますし、とてもよい体験になります。そうであれば、お金が出ないスタイルであったとしても、十分参加する意義があると言えると思います。

しかし、電話番やお茶出しだけとか、飛び込み営業だけをどんどんやらせるとか、電話をたくさんかけて商品を売り込んでくれ、みたいなのは、ちょっと違うような気もします。このような仕事があってもいいとおもうのですが、これだけだと、インターンシップではなく、ただの辛いバイトのような印象を受けます。そのインターンシップで単位が取れるなどのメリットがある場合は、いいかもしれませんが「なんだか違う」という場合は、早急にやめるなどの対応も必要かもしれません。(注:やめるときはトラブルにならないよう、「急に学業が忙しくなり・・・」「就職活動で・・・」などの説明がよいと思います)

さて、ここで視点を、企業側に移してみましょう。

2の目的の企業側も、その目論見がはずれることもあるようなのです。

某知人の会社は、一流私大、TOEFLの点数も高く、はきはきと受け答えをする優秀な学生さんに来てもらったそうなのですが、プライドだけ高く「どうしてこれをやるんですか?」「この商品の売り方がよくないので、売れないのです」とやたらと理屈っぽく、仕事を体験してもらうというより、その学生さんの質問に答えているだけになって、自分の時間がつぶれてしまい、「安いアルバイト」ではなく「自分の仕事の邪魔をする人」になってしまい、その分自分の残業も増え、かえって逆効果になってしまったとのこと。悪巧みは必ずしもうまくいかないようです(笑)。

学生側も、受け入れる企業側も、ちゃんと考える必要がありそうです。

きょこ

« 2006年6月24日

2006年6月25日の投稿

2006年6月26日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
kyoko
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ