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ここのところ、立て続けに、3人の記者さんから聞いた出来事です。

なんでも、取材の後に「あの、この原稿いつ確認させてもらえるんですか?」と取材相手から言われたとのこと。

「あの、これは広告ではなく、記事なので、掲載前の確認はないんですよ」と、言うと、

「他の出版社は確認させてくれるのに、御社はさせてくれないのか?どうなってるんだ!(怒)」と相手が言うので

「あなたは新聞社やテレビ局の取材の後に、『掲載前(放送前)に見せてくれ!』と言うのですか?と聞くと

「新聞社やテレビ局には言わないが、オタクは雑誌だろ!」とのこと。

あまりにひどい態度&イマイチな内容だったこともあり、ある記者さんは、その取材記事の掲載を見送ったとのことです。記者は読者の皆様に役立ち、なおかつ自分の媒体に合っている内容を載せる権利があるわけですから、内容的にずれているものであれば、このような対応もやむをえないと思います。

あくまでも「事例」ということで、少しシチュエーションを変えてますが、似たような話を3件聞いたので、最近は「見せてくれ」といわれるケースが増えているのではないかと感じました。

以前、ペイドパブ(記事体広告)について書きましたが、これは広告ですから、事前に原稿を確認できて当たり前です。また、記事であっても、特定の業種・業態に特化したような媒体で、事前にPDFなどで内容を確認させてくれるようなところも少ないですが、あります。

「この取材内容って事前(掲載前)に見せてもらえたりするのかな?」そんな風に思ったときは

「あの、この内容って事前に確認できないんですよね?記事ですもんね・・・」といって、以下のどちらの答えがかえってくるかを見るという方法があります。

A「ええ、そうなんですよ、広告じゃないですから無理なんですよね。記事を確認させてくれるところもあるみたいですけど、うちはそういうのはやってないんですよ」

B「あ、大丈夫ですよ。その代わりPDFでお送りして、もしも何か修正箇所があれば、その日のうちに戻してもらうようになりますが、それで大丈夫ですか?」

Bだったら見せてもらえます。

Aの場合は無理ですので(ある特定の出版社は確実に無理です)取材時に誤解が生じたりしないよう、明確に説明をしておく必要があると思います。

長くなりましたが、急に思い出したので、私が記者時代に体験した一番ひどい取材というのがあります。ちょっとそれについて書いてみたいと思います。

某ソフトウェア会社(今は買収されてもうない)Aさんとその販売代理店Bさんという人に製品展示会場に呼ばれ

「お腹すいたから食事をしながら取材お願いします」と言われ、

新製品情報は全くなく、Aさんが「この人記者なんで、ここでしゃべれば何でも記事になります」とBさんに言い、二人はどんどん食べ物と酒を注文し、目新しくないネタをしゃべりまくり、最後に

「食事代払っておいてもらえますか?取材受けたんで。経費ですよね?」と言われて終わったという・・・

今となっては笑い話ですが、20代半ばの当時はもう泣きそうでした。

食事代はもちろん編集長に事情を話して経費として処理をし、まったく新しいネタも何もなかったその取材?は日の目をみることはありませんでした。

きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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