ジャーナリスト小池良次さんの若手IT記者、フリーライター向け勉強会がすごかった!
以前誠ブログのほうにこんなエントリーを書きました。後進を育てるって難しい事です。
ましてやフリーランスの場合、同じ会社に所属している訳ではなく。育てる仕組みがあるわけではありません。
そのような中で、在米ITジャーナリストの小池良次さんが、来日時に若手のIT記者、ジャーナリスト向けの勉強会を開催するというので、少しお手伝いさせていただきました。皆さん完全ボランティアの活動です。(私は以前アスキーという会社で編集者兼記者をしていまして、小池さんの担当でした。結局自分にはうまく文章が書けないことがわかり、今は記者と企業の間を取り持ち、記事を書きやすいようなネタを記者にお届けするような仕事をしています)
小池さんの危機感、すごくわかります。
取材に行っても、いつもお馴染みのベテランの有名ジャーナリストばかり。もちろんベテランがいるのは非常に良い事で。そのような中、若手が育つ為の支援として勉強会を開いて活性化したい・・・ということです(小池さん、違っていたら修正しますので言ってください)。
勉強会の場所は梅田望夫さんのオフィス、Muse Squareの会議スペース。とても素敵なオフィスでした。
若手記者を集めるため、趣旨に賛同頂いた日経BP ITproの中村編集長をはじめとする錚々たる方々が、いろいろな方にお声がけをしてくれまして、日本経済新聞社、日経BP社、インプレス、翔泳社等の社員の方や、アイティメディア、マイナビ等で活躍のフリーランスの方が参加されました。複数のPR会社の方もおつきあいのある記者にお声がけをしてくれました。関係者含めると20人以上位が集まる会になりました。赤ちゃんを家族に預けて参加された方も。
内容は、ゲストの方(小池さん曰く、記者の情報源になってくれるような、テクノロジーの特定分野に非常に詳しい専門家を毎回招きたいとのことでした)のプレゼン(今回はスマートグリッド)と、小池さんのプレゼンでした。
小池さんのプレゼンは北米での取材で見えて来た記事にならない(できない)裏話と、小池さんの取材ノウハウの一端を惜しげもなく公開する内容でした。ネットやプレスリリースの情報だけに頼らず、英語のドキュメントを特殊な方法で読んだり、様々な展示会に行くなど現場を大事にし、更にはその他、目から鱗のいろいろな方法を駆使して記事を書き上げていく手法が公開されました。
正直言って、ベテランの努力、すごいです。
夜7時に始まった会は超盛り上がり、終わった時には9時半位になっていました。誰も席を立たず、真剣に聞き、積極的な質問が飛びました。終わった後は横のネットワークを作るための名刺交換会となりました。
私自身も記者に戻ったような気持ちで積極的にメモを取り、引き込まれて話を聞いたひとときとなりました。