元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。
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ヒューストン訪問記といっても、一般的な街の紀行はここでおしまい。私にとっては、場所がどこであれ、義父母訪問という意味合いのほうが大きい。
インドはムンバイで生まれ育った旦那の義父母がアメリカに移住してきたのは、1992年。米国市民権を得た旦那が、義父母のグリーンカードのスポンサーになった。いくら英語が話せるからといっても、どちらも60歳をこえてからの移住というのには驚くのだが、なぜヒューストンか?
理由の第一は言葉。全米には260万人ものインド人が住んでいるが、そのうち7万4千人がヒューストンに在住している。ニューヨーク、ニュージャージー、シカゴのインド人コミュニティーも大きいが、中でもヒューストンは、義父母の母国語であるグジュラト語(ヒンズー語とは文字も異なる)を話す人が多い。言葉のよく通じる場所のほうが、やはり住みやすい。
次は食べ物。私には区別はつかないけれど、シアトルにあるインドレストランのほとんどが、インドでも北の方、いわゆるパンジャブ地方の料理。一方、ヒューストンには、さすがにムンバイやグジュラト地方の食材もレストランも豊富にそろっている。義父母にとっては、慣れた食料品が簡単に手に入ることが重要だ。
3番目は気候。ヒューストンはニューヨークやシカゴと異なり、冬でも比較的暖かく、ムンバイの気候に似ている。モンスーンはしのげても大雪は大変。その点でも、義父母にとってはヒューストンが住みやすいらしい。
というわけで、息子の住む場所ではなく、ヒューストンという土地を、義父母は第二の住処に決めたのだった。
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