ベース・レジストリの基本コンセプトについて
デジタル庁は2021年10月25日、「データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)」を開催しました。
この中から、ベース・レジストリのコンセプト(案)について、とりあげたいと思います。
ベース・レジストリの基本コンセプトは、
使うたび、良くなる、公共のデータ
です。
ベース・レジストリは、デジタル社会における、あらゆる活動のベースとなるデータを誰もが利用できる形で網羅的に整備し、誰のためのベース・レジストリなのか、ユーザベースで考え 、体験する価値を逆算してデザインいくとしています。
出典:デジタル庁 データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)2021.10
政府が示すデジタル社会の目指すビジョンは、
デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合った
サービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会
~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~
です。
データに関する領域は、
散在する健診情報、既往症、薬歴、日々のバイタル情報等の安全・安心な連携・活用により、いつでもどこでも、一人一人の状況に合った健康・医療・福祉サービスが受けられる、といったように、データ資源を活用して、一人一人に合ったサービスを、享受できることを目指しています。
出典:デジタル庁 データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)2021.10
政府は包括的データ戦略を掲げており、中核に位置づけられているのが、ベース・レジストリの整備です。
出典:デジタル庁 データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)2021.10
ベース・レジストリでは、ベース・レジストリのない世界、フェーズ1:ベース・レジストリが出来た世界、そして、フェーズ2:ベース・レジストリが更に発展した世界、の段階を示しています。
出典:デジタル庁 データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)2021.10
当面整備するデータ分野は、事業者系、行政系、土地系です。
出典:デジタル庁 データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)2021.10
ベース・レジストリを通じた価値実現については、事業者系、行政系、土地系におけるフェーズ2のTo Be像を示しています。
出典:デジタル庁 データ戦略推進ワーキンググループ(第1回)2021.10