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情報エンゲル係数を考える

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先日、ある委員会の傍聴をした際にある有識者のあるキーワードが印象的でした。「情報エンゲル係数」というキーワードです。よく「エンゲル係数」という言葉を聞くことがあるかと思います。エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める飲食費の比率のことで、一般的にはこの係数が高いほど生活水準は低いとされます。「情報エンゲル係数」は、家計の支出に占める携帯やインターネット等IT関連費の比率と捉えられるかと考えています。

自宅でもパソコンを複数所有する人が増え、携帯電話も一人一台、ブロードバンドがモバイル分野にも広がりを見せています。10年前と比べるとおそらく、1ヶ月にITに使う費用は相当増えてくるでしょう。情報エンゲル係数はおそらく年々増加傾向で、これからもさらに増えていくのではないかと考えられます。

情報エンゲル係数が高くなればなるほど、その他の支出を抑えなければならないでしょう。私の大学時代の場合を考えると、ITを使う機会はほとんどなかったため、旅行等でお金を使う場合が多かったと記憶しています。今の学生は、デジタルネイティブ世代と言われるように、ITを使う頻度が高いため、そのほかの支出を抑えなければならないためなかなか大変だと思います。

ITを使い生産性を高めるといったことを目にすることが多々ありますが、情報エンゲル係数が高くなりすぎてしまえば、ほかの活動を少し制限しなけれなならないといことも多々考えられます。そうすれば経済活動にマイナス的な影響を与えてしまうことにもなりかねません。特に不景気の今は、そのような傾向が出てしまうことも考えられるでしょう。

私自身は、どちらかというと「情報エンゲル係数」が高い人間かと思います。情報エンゲル係数が高い人はどうなのか、低いとどうなのか、情報エンゲル係数に関する指標や傾向が見られるようになると、結構おもしろい発見があるのではないかと感じています。

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