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検索いろいろ(2) 行動連鎖型検索

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検索いろいろ(1)でご紹介させていただきましたが、検索には様々な検索パターンがあります。究極の姿の一つに、自分の行動履歴を検索することがあげられるでしょう。

私たちが一番、常に持ち続けているものは、財布、衣服などを除けば、携帯電話があげられます。もし、携帯電話を忘れて1日使えない状態であれば、非常に不便さを感じるでしょう。携帯電話は、私たちが生活をする上で手放せない存在になっています。

経済産業省が推進するプロジェクトで「情報大航海プロジェクト」があります。既に昨年くらいから本格的にプロジェクトが始まっています。しかし、まだまだ一般的に認知されているプロジェクトというと、まだまだそうとは言えにくい状況ではないかと感じています。

情報大航海プロジェクトでは、GoogleやYahooとは異なる検索などの共通技術を開発しています。本プロジェクトの詳細はこの場で省略するとして、プロジェクトの一つにNTTドコモが推進する「行動連鎖型検索」と呼ばれる携帯電話による検索システムです。

多くの人は携帯電話を持ち歩いていることが多く、ネットにアクセス、GPSで位置確認、カメラで撮影、電車の乗り換え検索、など携帯電話を通じて様々な行動をしています。この日々の行動が蓄積されれば、自分自身にとって莫大なデータベースになるでしょう。

もちろんこのデータの個人情報を保護しながら、リコメンド情報など、最適な情報をユーザに配信することができれば、ユーザにとっても情報提供者側にとっても、マッチングができ、非常に効果的なアプローチであると考えることができます。

「マイライフアシスタント」とも呼ばれるように、携帯電話が自分の行動履歴を管理し、自分の行動の多くを携帯電話から検索することができる。という世界が近い将来実現するのかもしれません。


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