こどものためのワークショップ博覧会:ワークショップコレクション2007大盛況
7月1日(日)に、慶應義塾大学で開催された「こどものためのワークショップ博覧会:ワークショップコレクション2007」に参加してきました。本博覧会は、「デジタル知財プロジェクト(DIPP)」の「デジタルキッズ」というリアルプロジェクトのひとつで、デジタル知財プロジェクトを現実に即した政策論を形成するための産学官による取り組みです。
今回は、子を持つ親の立場と、産学官のリアルプロジェクトを見てみたいという立場の二つの側面でわざわざ休日に群馬から家族を引き連れて足を運んでみました。
デジタルキッズのリアルプロジェクトでは、『デジタル技術を活用した子どもの創造力・表現力を育む活動を推進。そのための技術やカリキュラムに関する調査研究、開発を行い、実証実験としてのワークショップを実施。』します。プロジェクトで得られる知見として、『CGMの著作権処理の論点、創造・表現教育政策の課題、ウェブ上の音楽・映像制作編集アプリケーション技術、地域情報プロモーション手法、デジタルミュージックやアニメーション等の制作・編集・共有手法と教材化等』等盛りだくさんです。
博覧会の現場は、予想をはるかに超えて大盛況で、昼過ぎに多くのワークショップが予約受付終了という状況でした。子どもが主役の街「キッザニア」の予約がとれないように、子どもが自ら主役となって、コンテンツを作り出すという活動は非常にニーズが高いようです。
会場の中は、アナログとデジタルの教材が混在し、デジタル教材も非常に取り組みやすいように工夫されており、簡単なレクチャーがあれば、子どもたちが自ら手をとって作業ができるレベルのものです。
いくつか体験や見ておもしろそうと思ったワークショップをご紹介しましょう。
(全部見きれなかったので、写真をとったほんの一部です)
ビスケットは世界一簡単にコンピュータプログラムの基礎を学べるツールで、ワークショップの中で複雑な動きに挑戦した、プログラム作品を作りです。私の6歳の娘も簡単にプログラム開発?の概念を理解してしまいました。
粘土で作ろう!バースデーケーキ 2007
粘土を使って小さなオリジナルデザインのミニチュアケーキを作り、みんなのオリジナルな可愛いろうそくがたてられていました。
作ったアニメが「コマドリアニメシアター」で自動的に音楽にピッタリ合わせて映画みたいに上映されていました。
ラジオのDJを体験しながら、情報モラルを学ぼう。
ラジオ番組の原稿を書いたり、ラジオのミキサーを操作したり、DJとしてしゃべりながら楽しみながら学んでいました。
そのほか、気持ちを絵で表現する『キモチとカタチ』、たくさんの人と話をしてつながる『糸でんわの森でみんなとつながろう!』そして、びっくり体験で子どもの心を揺さぶる『オトナとコドモの、「こどもごころ製作所」』等は子どもたちの気持ちの動きやつながりを体験できる有意義なワークショップでした。
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC)が取り組む「デジタル知財プロジェクト(DIPP)」の一つで子どものデジタルコンテンツと知的財産を研究する「デジタルキッズ」プロジェクトは、親の立場からもビジネスマンの立場からも少し注目していきたいと感じています。