トラパパ@TORAPAPA:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) トラパパ@TORAPAPA

IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2008年3月6日

2008年3月7日の投稿

2008年3月8日 »

著書「SEからコンサルタントになる方法」の増刷が完了し、さきほど自席に第2刷が届きました

これまで、いろいろ取材や講演、これをきっかけにした営業を1ヶ月くらいこなしてきたわけですが、いろいろ、さらにあらたに学ぶことも多く、大変ありがたい体験でした。

 

表題の通り、あらためて自分は、SEという仕事の魅力を若い頃は実体験したし、今でも一緒に仕事する機会も多いので、その友人知人、取引先の方々との交流を通じて、ITサービス、特にSEの方々の仕事の楽しさと厳しさをとってもリスペクトしています。

こと、取材を通じて、この点については、自分の思いをあらためて整理・実感することもできました。

>>>正直、SE仕事自体、自分は大好きで、大学時代はプログラム開発が研究テーマのばりばり技術系人間でしたから、今でもプログラミングできる人っていいなあと思うし、そういう人がITスキルを活かしてコンサルタントへ転身して、例えばITの先進動向や企画纏めに疎い経営陣にコンサルティングしていける人へ成長していくためのきっかけになればいいなと。同時に、SE自体魅力的な仕事だと100%信じてもいるので、その仕事の魅力とかにあらためて実感を持ってもらい、さらに誇りを持って、ITサービス業界の灯を燈し続けて欲しいなと。そう思って、本を書く決意をした次第です。

テクニカルには、IT戦略からIT化、すなわち実行面の全てをリードできる有能なコンサルタントであるべき姿として、戦略企画書の「1行」が、情報システムとしてどのようなソースコード、どのような情報技術構成、どのようなアプローチでの構築になるか、等々、実装が完了するまでの方針、過程、手順が、詳細までぱっと頭に思い浮かべられる人が理想だと思っています。これは私自身、未だ永遠のテーマのごとく、まだまだ修行中ですが、これが理想であることは、自分的には疑いないんです。

今、経営戦略を具現化する手段の大きな1つがITです。ITは手段ですから、使い方が細かくイメージできないのでは、専門家を称する他人に丸投げになってしまう。これは悲しいことです。経済学、経営工学に詳しい人も必要ですが、ITに詳しい人も戦略フェーズで必要なんです。だから、IT化の企画から実装、導入後の効果測定まで、一連のライフサイクルに、疑似体験も含めてでいいから一定の造詣を持ち、概論から詳細まできちんと語れる人、そういう「素養」を積んだ人が求められます。ですから、それらに必要なスキルを少しでも持っている人はアドバンテージがありますね。

それぞれ、上流工程に行けばいくほど、相手も年配というか、それなりに経験、キャリアを積んだ、いわゆる偉い方々になるわけで・・・そういう意味でもそれぞれが良い状態に仕上がってないと、そもそもちゃんと相手してもらえる可能性も少なくなるわけで。

心技体じゃないですけど、「技」と「心」が前述した話ですが、あとは「体」、つまり体力が資本ですので、体力ない人、具体的にはちょっと調子悪いと遅刻・欠勤したりあからさまにパフォーマンスが落ちる人、正念場なのに徹夜なんで疲れる~こんな仕事したくて入社したんじゃない~、とかすぐ言う人は私の視点で言わせていただければ最低ですね。自分も評価者の立場に今いますが、体力面は実は厳しく評価ファクターに取り入れます。これはコンサルティグファーム全体の常識かどうかはわかりませんが、私がこれまでに通った道筋から得た体験と先輩・上司から叩き込まれた教育・指導の結果からして、信念を持って、必要な「素養」と思っています。

このような素養を備えて欲しい、そうなるように継続的に努力してほしいと思っていますが、このようなIT出身者というよりは、経済学、経営工学に詳しい人も一方でコンサルタントとして実は必要な人材です。なので、非常に大きく2分するならば、この「対極にある」人とのケミストリが合うかどうか、人によってはそれをギャップとして感じ心配になることがあるのではないかと思います。

ただ、これは私自身も常にその悩みに苛まれていますので、アドバイスとしては「徹底的に、気にしない」ということが一番ですね。大きくキャリアパスが2つあって、別のパスから来た人達なんだと割り切って、お互いの長所をリスペクトしあえば、別になんてことないですよ。

むしろ、自分のITスキル、経験に、100%の誇りと自信を持って欲しいです。ITの企画と実現をリードできるコンサルタントは本当にとてもとてもクライアント企業に必要な存在なんです。

先日、ある金融機関のTOPに営業会談に行ったとき、「戦略コンサルティングのニーズ」というお題目で今一番の悩みを聞いたら「金融ネットワークの理想像とそれに弊社が移行していくためのスーパーエンジニアが欲しい!」といわれました。コンサルタントニーズを聞いたのに「エンジニア」ですからね!

今思えばこのとき、SE→コンサルタントへ、という道を切り開く先頭に立ちたいと、自分は開眼したのかも知れません。

くどいんですが、エンジニア自体が魅力的な仕事と本気で思っていますので、それを実感していただければ、何よりそれが一番嬉しいなと素直に思っております。<<<

 

(以上、記事本編は、・・・多分もっと簡潔と思いますが、笑・・・今月下旬発売予定の「エンジニアTYPE」をよろしければご笑覧ください)

 

・・・「コンサルタントへ転身」なんです。「コンサルファームへ転職」だけじゃありません。

だから、「SEからコンサルタントになる方法」なんです。

ファームの門を叩く決意をしなくっても、コンサルタントの仕事術の基本を知ってもらい、それを参考にして、さらにすごい仕事ができる人と周囲から認識いただけるよう、自分の強みを活かし、効果的にそれを対外知らしめるテクニックを駆使し、より良いキャリアを積んでいただければ、この本がその試みの少しでも足しになっていただければ誠に幸いです。

 

4344 

TORAPAPA

« 2008年3月6日

2008年3月7日の投稿

2008年3月8日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のコメント
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
torapapa
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ