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2007年11月25日 » |
恒例の年次業績評価も、もう少しで最終化の目処がたちつつあります。
先日エントリしたように、オフィスで朝日を見てまで討議資料を毎週準備してきたかいがありました(?)。
ところで、今年、非常に大きな気づきがあり、個人的にとても衝撃を受けています。
私の業界は、基本的に能力主義ですので、
稼働率
売上・利益貢献
会社のブランド向上
アセット蓄積による貢献
教育・指導等チームワークの評価
みたいなところで評価をまとめていくのはむしろ当然です。
ですが、
今年はもう1つ議論のキーワードがありました。
彼/彼女は今いくつだっけ?
家族構成は?父親/母親の威厳も考えてあげたいよなあ
そうかもうすぐ結婚/出産か、そんな状況で遅くまで毎晩よく頑張ってるなあ
・・・みたいな、プライベートにおける当人の立場も慮ってあげようよ、という議論です。
発端はRetentionの観点。
大手に居た頃は少なくともこんな議論したことがありません。
1名の戦力消失が会社の運営にマイナスダメージを与える比率が大きい。少数精鋭ファームの宿命なんですかね。
それにしても、このキーワードを提案したうちの社長は凄いかも。自分もそこそこには丁寧にいろいろ配慮してきたつもりだったけど、評価会議の場で堂々とこんなことを主張するとは・・・
これを最優先で考える、というわけではありませんが、これも加味してあげないとね、という話です。
人には出世欲(昇進)と金欲(昇給)があります。
年初の目標・約束が果たせなかったらどちらも手に入らない。
でも、ALL or NOTHINGじゃCOOL過ぎる。努力賞はあって当然だ。
そして、人として、仕事を終えてプライベートに戻った彼/彼女が少しでも幸せな気分で生活を送れるよう、会社として最大限できる配慮はしようじゃないか、少なくとも議論だけはしておこうよ。
・・・社長の意図をきちんと確認したわけじゃないけど、そういう風に私は受取り、なるほどなあ、その観点でもみんなの意見を公平に整理して、最終結論を出すことにするか、と、勝手に感心しながら、今、次の商談の合間に喫茶店でメールチェックしながら、このエントリを書いています・・・
相変わらず食品偽装のNEWSが延々と報道されていますが、もはや国内の食品も品質はあてにならず、中国でどうのこうのと批判する資格はないんじゃないのという状況になってきています。
杞憂に終わればいいのですが、このように悪事が暴かれ、報道されることによって、まっとうに正しく商売している企業製品に対してさえ、買い控えが起きるリスクを感じています。
昔話になりますが、私の地元で辛子蓮根の食中毒騒ぎが起きました。
中学の同級生が、実家の老舗辛子蓮根屋を継いだのですが、この騒ぎで閉店直前まで追い込まれることとなりました。
日頃の真面目な商売姿勢もあってか、なんとか回避できましたが、地元の老舗蓮根屋さんの6割が姿を消すことになってしまいました。
種を明かせば、私も行ったことがある、或るお団子屋さんが、見よう見まねで辛子蓮根の製造・販売に手を出したところ、悪い意味で見事に食中毒を発生させ、それが大きな報道になり、老舗はどんどん追い込まれていったのです。
ざっくりと言えば、老舗の店頭で朝一番に並ぶと500円未満で買える出来立ての辛子蓮根(ちなみにこれは実に旨い!!)、きれいに包装され地元のデパートに並ぶと、これが1000円くらいになります。
そして、さらに真空パックにされ消費期限が長持ちする工夫をすると(普通に買うと冷蔵しても3日間しかもちません)、これが東京のデパートで5000円で売られて、老舗は生計をたてていました(当時)。
食中毒のNEWSが全国ネットで流れた翌日から、この5000円の真空パック商品は返品の山だったそうです。そりゃ大変ですわね。さぞかし辛かったろうと思います。地元では元凶がどの店かすぐ広まりますからそんなに大きな買い控えにはなりませんが、都会ではそんな事情は詳細わかりませんので、あっというまに収益大幅ダウンです。
ひどい商売に手を染めた、たった1業者のために、6割の老舗は商売をたたむところまで追い込まれてしまったのでした。
今回も、悪事を働く業者が正当に裁かれていくのはいいことだと思いますが、そのあおりをくらって商売あがったりになる真面目な企業のことを考えると、非常に痛々しい気持ちでいっぱいです。
私にはなかなかお手伝いできることがないのですが、報道に携わる方々に、なんとかその真面目な企業の方々のダメージを少しでも軽減できる工夫を、日々考えていっていただだければなあと思います。
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