人事評価に「プライベートでの立場」も加えて議論する・・・!?
恒例の年次業績評価も、もう少しで最終化の目処がたちつつあります。
先日エントリしたように、オフィスで朝日を見てまで討議資料を毎週準備してきたかいがありました(?)。
ところで、今年、非常に大きな気づきがあり、個人的にとても衝撃を受けています。
私の業界は、基本的に能力主義ですので、
稼働率
売上・利益貢献
会社のブランド向上
アセット蓄積による貢献
教育・指導等チームワークの評価
みたいなところで評価をまとめていくのはむしろ当然です。
ですが、
今年はもう1つ議論のキーワードがありました。
彼/彼女は今いくつだっけ?
家族構成は?父親/母親の威厳も考えてあげたいよなあ
そうかもうすぐ結婚/出産か、そんな状況で遅くまで毎晩よく頑張ってるなあ
・・・みたいな、プライベートにおける当人の立場も慮ってあげようよ、という議論です。
発端はRetentionの観点。
大手に居た頃は少なくともこんな議論したことがありません。
1名の戦力消失が会社の運営にマイナスダメージを与える比率が大きい。少数精鋭ファームの宿命なんですかね。
それにしても、このキーワードを提案したうちの社長は凄いかも。自分もそこそこには丁寧にいろいろ配慮してきたつもりだったけど、評価会議の場で堂々とこんなことを主張するとは・・・
これを最優先で考える、というわけではありませんが、これも加味してあげないとね、という話です。
人には出世欲(昇進)と金欲(昇給)があります。
年初の目標・約束が果たせなかったらどちらも手に入らない。
でも、ALL or NOTHINGじゃCOOL過ぎる。努力賞はあって当然だ。
そして、人として、仕事を終えてプライベートに戻った彼/彼女が少しでも幸せな気分で生活を送れるよう、会社として最大限できる配慮はしようじゃないか、少なくとも議論だけはしておこうよ。
・・・社長の意図をきちんと確認したわけじゃないけど、そういう風に私は受取り、なるほどなあ、その観点でもみんなの意見を公平に整理して、最終結論を出すことにするか、と、勝手に感心しながら、今、次の商談の合間に喫茶店でメールチェックしながら、このエントリを書いています・・・