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2009年3月7日 » |
手塚治虫/浦沢直樹『PLUTO』07、やっとプルートの全体が見えました。それはともかく、付録ですよ、付録。「PLUTO」設定画集。浦沢/長崎の現時点での対談つき。これが面白い。企画から連載にかけての編集者と漫画家のやり取りが、かなりこと細かに、双方から発言されていて、マンガ編集者論の観点からも貴重な証言です。まさかと思っていた企画が通り、かえって重圧で具合が悪くなった浦沢に対し、長崎は「楽しくてしょうがなかった」というが、じつはここしばらく(ゲジヒトがいなくなってから?)すごく苦しかった、と述べている。でも、どっちか一人が楽しくて、いくらでも引き出しがあるような顔をしていないといけないから、我慢して楽しいフリしていたという話なんか、編集と作家の関係を考えるいい資料ですな。
あと、浦沢が何十憶ってお金がかかる映画とかと違って、マンガはそのプレッシャーがない分、「ダメだったら、次」みたいな「失敗への寛容さ」があるし、それが〈自由な表現媒体たる理由〉でもあるけど、今回は売れないといけないというプレッシャーがあった、と話しているあたり、このコンビはさすがだなあと思わせる。
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