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夏目房之介の「で?」

映画『愛と誠』

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http://aiandmakoto.jp/

借りて観ました。

まず、みなさまに申し上げたいのは、ワタシ、こういう「おバカ映画」がだぁ~~い好きである、ということであります。
思い切り遊び放題の映像、唐突極まりないミュージカル風の歌の挿入、アングラ演劇を観るかのような演出、背景、時代背景めちゃくちゃの混沌・・・・。勝手ながら三池崇史監督の傑作のひとつとさせていただきます。

原作者・梶原一騎実弟、故・真木日佐夫が後ろのほうでガクラン着ているのも感動。

ただ、もしワタシであれば、もう30~40分短く切って、コンパクトでリズムのある映画にしたかったところは(好み、ですが)あるにしても・・・・。ともあれ、余貴美子はやっぱりうまい。彼女だけ演技違ってたし、歌も聴かせた、うん。

いやいや、ともかく最高に楽しませていただきました。
ちなみに、歌や不良学生のファッションや劇中早乙女愛のナレーションで設定の1972年を「高度成長真っ只中」といわしめていたり(高3で、知識が足りなかったせい?)、色々と時代設定にも混沌がありましたが、ご愛嬌。拍手!

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