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これ、コミック原作だが、原作のほうは見てない。そのかぎりでいうと、コミックの画面や展開をかなり一生懸命映像にしていて、映像や演出、特殊効果はほとんどのそのために使われている感じがする。もともと『シンシティ』みたいなコミック的映像感覚が観たくて借りたのだが、まぁその意味ではそれなりによくできているのかもしれない。ナレーションで映像を叙事詩風に見せてゆく古典的な作りで、映像はしばしば「止め」とスローモーションで「画を楽しみ」ようにしくまれている。
ただ、シリアスで重く作られているので、単純なお話とモティーフが「自由と正義と勇気」ではなくて、僕にはほとんど「愚かさと傲慢と殺戮」にしか見えなかった。最後まで不快な印象で、もっと率直にいうと、ブッシュの妄想を見せられた感じがする。まぁ個人的な印象だけど、僕にとってはデキがどうこういう以前に凄くイヤな映画だった。
学習院講演・説明会のあと、エッグにとってかえして書の練習会。
うっかり写真撮るの忘れちゃったので、写真はなし。 →追伸:八戒さんのブログに写真あり
( http://d.hatena.ne.jp/nomurahideto/ )
今回は光明皇后の「楽毅論」臨書。
そういえば、おみかぎりの元師匠・古川英文さんや雨宮多津夫さんたちが毎年やっている書展「祭ばやし」が11月22~25日駒込であります。僕はいけないかもしれないが、ふつうの書じゃなかったりするので面白いと思います。
同人の一人、小林覚さんのサイトの中ほどに情報が。↓
http://www.fieldstone.co.jp/kobayashi.html
ところで今の師匠は身重の身。俺たち、師匠に捨てられる運命なんだろうか?
ねぇキミさん?
昨日は学習院で講演と説明会。講演には、藤本由香里さん、森川嘉一郎さんなど、やはり来年から明大で教え始める人たちやコミックパーク連載「マンガの発見」の担当者・池川君など、見知った顔もあり。講演終了後、よくわからないまま学生さんたち(すでに社会でアニメの現場におられる方で博士課程志望の人もおられた)と話したが、やはり志向が色々でなかなか難しいなぁとまたナーバスになった。ちなみに、こういう報道も↓
http://www.asahi.com/culture/update/1117/TKY200711170224.html
中に〈編集者などの人材育成も目指す。〉とあったけど、僕は講演で普通大学でマンガ家、編集者・実作者を育成するマンガ・アニメ教育は基本的に矛盾があり、日本社会の基礎教養としてのマンガ・アニメなど大衆文化を基礎理論的に考えるべきだとしゃべったつもりだったのだが、どう聞いていたんだろう? 別にマンガ家や編集者になったってかまわないけど、それはあくまで結果にすぎない、という発想でいいはずなんだけどね。
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