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夏目房之介の「で?」

学習院で講演

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昨日は学習院で講演と説明会。講演には、藤本由香里さん、森川嘉一郎さんなど、やはり来年から明大で教え始める人たちやコミックパーク連載「マンガの発見」の担当者・池川君など、見知った顔もあり。講演終了後、よくわからないまま学生さんたち(すでに社会でアニメの現場におられる方で博士課程志望の人もおられた)と話したが、やはり志向が色々でなかなか難しいなぁとまたナーバスになった。ちなみに、こういう報道も↓

http://www.asahi.com/culture/update/1117/TKY200711170224.html

中に〈編集者などの人材育成も目指す。〉とあったけど、僕は講演で普通大学でマンガ家、編集者・実作者を育成するマンガ・アニメ教育は基本的に矛盾があり、日本社会の基礎教養としてのマンガ・アニメなど大衆文化を基礎理論的に考えるべきだとしゃべったつもりだったのだが、どう聞いていたんだろう? 別にマンガ家や編集者になったってかまわないけど、それはあくまで結果にすぎない、という発想でいいはずなんだけどね。

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