佐川明美の「シアトルより愛を込めて」:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

« 2009年4月13日

2009年4月14日の投稿

2009年4月15日 »

週末、お天気は悪いし、風邪気味でもあったので、家でたまった雑誌を読んでいた。

4月11日号のThe Economist。北朝鮮が5日に行ったミサイル実験についての記事(Briefing: North Korea's rocket) で、気になる記載があった。

"... The International Crisis Group in a new report quotes intelligence sources who claim that North Korea has recently assembled and deployed miniaturised nuclear warheads for its Nodong medium-range missile, which is in theory capable of reaching Japan.  If true, this is alarming news, and the only surprise is that Japan has not publicesed it...."

「International Criis Groupは最新のレポートの中で、北朝鮮が最近ノドング中距離ミサイルに小型核弾頭を配備したという情報を引用していた。このミサイルは、理論上日本に到達可能なもの。もしこれが事実ならば、大変警戒すべきニュースであり、驚くべきことは日本がこれについて非難を表明していないことだ。」

International Crisis Groupなんて初めて耳にしたので、ググッてみた。1995年に創立された独立系団体で、各国政府や国連、EU、世銀に対し国際紛争の回避および解決について調査分析を提供しているらしい。現在元オーストラリア外務大臣のGareth Evans氏がプレジデントを務める。

Economist誌が言及していたのは、おそらくこのグループが今年3月31日に発表したレポートのことだろう。このレポートには、以下のような記載がある。

"Taepodong-2 missiles involve an unproven technology and do not represent a signifi­cant increase in risk to Japan. North Korea’s tested and apparently reliable Nodong missile can already carry a nuclear warhead as far as Tokyo. ..."

「テポドン2号ミサイルは、まだ実証されていない技術を用いており、日本にとってはさほど大きなリスク増大要因ではない。(一方)北朝鮮の、すでに実証済みで信頼度の高いノドングミサイルは、東京まで核弾頭を運ぶことができる。」

当たり前の話なのだけれど、物理的に近いので、日本における北朝鮮の脅威は、アメリカにおけるよりもはるかに高い。日本とアメリカの立場は全く同じではないことを今さらながらに痛感した。

日本で、北朝鮮のノドング中距離ミサイルのこと、話題になっていませんか?

sagawa

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佐川 明美

佐川 明美

米国シアトル在住。世界の伝統工芸を紹介する Ashton Road Ltd. のco-founder。

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