デジタル庁、より良い行政サービス提供のため「デザインシステム」を公開
デジタル庁は2022年11月11日、より良い行政サービス提供のため「デザインシステム」を公開しました。
出典:デジタル庁 デザインシステム
デジタル庁サービスデザインユニットでは、一貫したデザインや操作性でウェブサイトやアプリを提供するための仕組み「デザインシステム」の構築に取組、構築中のデザインシステムのデザインデータの閲覧が可能です。
デジタル庁がデザインシステムを公開した目的は以下のとおりです。
より良い行政サービスの提供のためには、
① 誰もが利用できること(アクセシビリティ)
② 使いやすいこと(ユーザビリティ)の検討に多くの時間と労力
が必要となっています。
利用者が、既存のサービスで利用され、使い勝手が検証されたデザインパーツやテンプレートを再利用することで、効率的なデザイン検討を実現。これにより、利用者の課題の理解やサービスの改善のための時間を増やすことを目的としていmさう。
デザインシステムを活用すると、専門家の知見や既存のサービスで得られた知見が反映された画面デザインを継承することができ、これにより、デザインパーツの交換が容易で、素早く改善サイクルを回す必要がある大規模なサービスに適していることをあげています。
そして、デザインの一貫性を担保し、行政サービスを使いやすくすることも目的としています。こうした利用体験の一貫性は、利用者に信頼してもらえるサービスづくりに直結していくとしています。
デザインデータの公開理由は、オープンなデザインシステム運用や、地方自治体での活用推進をあげています。
日本には1700を超える地方自治体が存在しており、デジタル庁が提供するデザインシステムは府省庁のウェブサイトやウェブサービスへの適用を前提としたものですが、地方自治体の方々も利用できるようにしています。
なお、デザインデータは、デザインツールFigmaが提供するFigma Communityより、デザインデータを閲覧可能です。
現時点では、スタイル、コンポーネント、テンプレートの情報を閲覧できます。