未来をけん引する大学等と社会の在り方について (第一次提言)(案)と実務家教員の位置づけ
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内閣府は2022年5月10日、「第3回 教育未来創造会議」を開催し、我が国の未来をけん引する大学等と社会の在り方について(第一次提言)(案)」を公表しました。
この中から、実務家教員の位置づけについて、とりあげたいと思います。
①デジタル・グリーン等の成長分野への再編・統合・拡充を促進する仕組みの構築
実務家教員の採用など大学教員の流動性を高めるため、教員審査における多様な経験・業績について、評価の観点の明確化など見直しを図る。
③大学の教育プログラム策定等における企業、地方公共団体の参画促進
企業による大学等教員の受入れ(例えば、大学等教員が企業で勤務する対価として企業が資金面等で協力する)促進や、大学での実務家教員等の活用促進など、企業と大学の人的交流をより一層強化する。(その際、実務家教員等によるアントレプレナーシップ教育を推進する。)
①STEAM 教育の強化・文理横断による総合知創出
全学的なデジタルリテラシーの向上に向けた基礎素養としてのデータサイエンス等の履修促進や既存の理工系大学等における現職・実務家教員向けのリスキル・プログラムの開設を支援する。その際、オンラインを積極的に活用して優れた授業を活用する単位互換や研修を促進する。
③大学等におけるリカレント教育の強化
リカレント教育推進に向けた実務家教員や専任教員の配置、組織の整備など、産業界を巻き込んだリカレント教育を実施する大学の仕組みづくりを支援する。
出典:第3回 教育未来創造会議 2022.5
大学の教育においても実務家教員の位置づけが大きくなってきていることが伺えます。
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