20年~30年先の実現を目指す将来の社会イメージ
国土交通省は2022年4月28日、国土交通行政における技術開発等を含む技術政策の基本的な指針として、令和8年度までを計画期間とする、「第5 期国土交通省技術基本計画」を策定しました。
本計画は、新たな取組として20~30 年先に実現を目指す将来の社会イメージをイラスト化しています。
また、今後5年間で戦略的・重点的に取り組むべき具体的な技術政策をとりまとめ、国民が「真の豊かさ」を実感できる社会の構築を目指すものです。
社会イメージのイラスト化では、以下の6つをまとめていますので、紹介したいと思います。
①国土、防災・減災
②交通インフラ、人流・物流
③くらし、まちづくり
④海洋
⑤建設現場
⑥サイバー空間
⑥サイバー空間の将来の社会イメージです。
生活空間を構成するあらゆるデータがサイバー空間上で相互に連携され、どこにいても多様なサービスを享受できる社会をイメージしています。
出典:第5 期国土交通省技術基本計画 2022.4.28
①国土、防災・減災の将来の社会イメージでは、国土やインフラの保全・管理の自動化が進み、効率的な運営が行われる社会気象予測の高精度化やインフラ・建物の強靭化が進み、自助・共助・公助により被害が最小化する社会を目指しています。
出典:第5 期国土交通省技術基本計画 2022.4.28
②交通インフラ、人流・物流の将来の社会イメージでは、多様化するライフスタイルに応じて様々な低炭素・脱炭素化されたモビリティが提供され、豊かさと環境保全が両立したくらしが実現する社会を目指しています。
出典:第5 期国土交通省技術基本計画 2022.4.28
③くらし、まちづくりでは、歩行空間を中心にまちがデザインされ、自動化が進み安全性・利便性を高めたモビリティ・住宅の普及により豊かで快適な生活空間が実現する社会を目指しています。
出典:第5 期国土交通省技術基本計画 2022.4.28