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携帯電話用設備の4Gから5Gへの移行のイメージとネットワークスライシングへの対応

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総務省は2019年9月23日、「情報通信審議会 情報通信技術分科会 IPネットワーク設備委員会(第52回)」を開催しました。本資料の中から、携帯電話用設備の4Gから5Gへの移行のイメージとネットワークスライシングへの対応についてとりあげたいと思います。

携帯電話用設備の4Gから5Gへの移行のイメージでは、例えば、次のような5Gへの移行シナリオが想定されるとしています。

【2020年】 通信需要の高いエリアを対象に、5G用の新しい周波数帯を用いた「超高速」サービスが提供。新たな無線技術(NR)に対応した基地局は、LTE基地局と連携するNSA(Non-Standalone)構成で運用。
【202X年】 ネットワークスライシング等に対応した5Gコアネットワークが導入されるとともに、SA(Standalone)構成のNR基地局の運用が開始され、既存周波数帯域へのNR導入が進展。超高速、多数同時接続、高信頼・低遅延などの要求条件に対応した5Gサービスの提供が開始。

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出所:総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 IPネットワーク設備委員会 2019.9

5Gコアネットワーク導入時の携帯電話用設備の構成イメージは、以下のとおりとなっています。

スクリーンショット 2019-09-23 8.54.55.png

出所:総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 IPネットワーク設備委員会 2019.9

5Gネットワークの特徴は、

コアネットワーク内のC/U機能を分離し、低遅延処理やデータオフロードを実現
サービスベースアーキテクチャ(SBA)を採用し、コアネットワークのクラウドネイティブ化を実現
エンド・ツー・エンドネットワークスライスへ対応し、端末毎のエンド・ツー・エンドスライスを実現

スクリーンショット 2019-09-23 8.55.59.png

出所:総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 IPネットワーク設備委員会 2019.9

5Gコアネットワークやネットワークスライシングへの対応では、

仮想化技術の本格導入を見据えると、「設備の設置」に着目しながら「機能」も含めて安全・信頼性対策を担保している現行の技術基準等の制度では十分に対応できなくなる可能性があり、多様な事業形態やサービス形態において提供される「機能」に着目した基準等の検討が必要。

としています。

5Gコアネットワークの本格導入時に想定される技術動向は、

・ソフトウェアにより制御され、必ずしも特定のハードウェアに限られず様々な組み合わせ(ハードとソフトがm対nの関係)で動作するとともに、これらがクラウド上でも実現可能となる
・交換設備、伝送路設備、基地局設備などの複数の設備をまたいで、これらの設備の機能がソフトウェアにより一体的に制御(ネットワークスライスが構築)される
・ネットワークオーケストレータ(仮想化管理機能)が、複数のサービス向け、あるいは複数の事業者向けのネットワークスライスを統合管理する

の3点をあげています。

出所:総務省 情報通信審議会 情報通信技術分科会 IPネットワーク設備委員会 2019.9

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