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人生100年時代の経済社会システム改革に向けた政策の方向性

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経済産業省は2019年8月9日、「第25回 産業構造審議会総会」を開催し、経済産業政策の重点案やデジタル経済進展への対応などについて、議論・検討を行っています。

今回は、既存秩序の変容と経済産業政策の方向性の資料の中から、人生100年時代の経済社会システム改革に向けた政策の方向性について紹介をしたいと思います。

少子高齢化がますます進展。2018年には、70歳以上人口が人口の2割を突破し、社会保障制度や雇用制度、労働市場のあり方など、経済社会のシステム全体の改革が待ったなしとなっています。

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出所:「第25回 産業構造審議会総会 2019.8

現在の高齢者は、過去の高齢者と比べて肉体的にも精神的にも元気な方が増加しており、活躍できる機会を生み出せば、人生100年時代の到来は大きなチャンスになるという点を指摘しています。

「支える側」のとらえ方次第でバランスが変わり、「支える側」の年齢を65歳から5 歳引き上げれば、2030年代半ばまで労働力人口は維持可能としています。

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出所:「第25回 産業構造審議会総会 2019.8

人生100年時代の経済社会システム改革に向けた政策の方向性は、

基本的な考え方として、

1. ①個人の健康改善・生きがいの充実、②社会の担い手の増加、➂成長産業の育成を 同時に実現する3方良しの「明るい社会保障改革」を進め、国民一人一人が、より健康 に、長く活躍できる社会を実現する。

2. 人生100年時代を迎えるに当たって、高齢者の活躍の場を整備することが重要。長く活 躍することが出来る雇用制度に転換するとともに、中途採用・経験者採用や兼業・副業、 フリーランスの拡大など現役の時代から多様で柔軟な働き方を進める。

としています。

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出所:「第25回 産業構造審議会総会 2019.8

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