デジタル時代の国際競争の「第2幕」とは
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政府は2019年6月7日、
第76回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部
第7回官民データ活用推進戦略会議 合同会議
を開催し、「デジタル時代の新たなIT政策大綱」などについて議論・検討を行っています。
「デジタル時代の新たなIT政策大綱(案)」の中では、デジタル時代の国際競争環境についても記載されています。
デジタル時代の国際競争の「第1幕」は、サイバー空間が競争の場であり、日常の行為は、「検索」「コミュニケーション」「消費」をサイバー空間で可能にするサービスが世界に普及し、サイバー空間でアプリや広告の高度化が競争の軸となっていました。
この間、Google、Amazon、FacebookなどのいわゆるGAFAと呼ばれる巨大なプラットフォーマーが、10年間大きく事業を拡大してきました。
では、デジタル時代の国際競争の「第2幕」とは何を指しているのでしょうか。
デジタル時代の国際競争の「第2幕」は、サイバーとフィジカルの融合が競争の場としています。
出所:高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 2019.6
サイバー空間でAIで分析したデータを、フィジカル(現場)に適⽤し、ビジネスの⾼度化を図る競争となっています。
この競争下では、⽇本の強みである「カイゼン」・「すり合わせ」・「現場⼒」などを⽣かせるチャンスとしていますが、その⼀⽅で、フィジカル空間のデジタル化の競争に負ければ、⽇本は「勝ち筋」を失うリスクもあると指摘しています。
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