スーパーシティの全体像と各レイヤーの構築主体と支援策
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内閣府は2019年1月15日、第4回「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会を開催し、中国杭州市現地視察報告、「スーパーシティ」構想に関する特区法改正の考え方(案)、「スーパーシティ」構想の実現に向けた関係府省の取組と連携、今後のスケジュール(案)などについて、議論・検討を行っています。
スーパーシティの全体像では、サービス構造では、アプリケーションサービス、都市OS、都市インフラの3つのレイヤで整理しています。
出所:内閣府 第4回 「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会 2018.1
スーパーシティにおける各レイヤーの構築主体と支援策では、各分野で官民の取組みが進展している一方、分野間のデータの相互連携を可能とする全体設計等が課題となっている点を指摘しています。
連携を進めることで、OS(レイヤの切り出し)によるHW/SWのアンバンドルと新たなSW/サービスへの新規参入により活性化が起こる。この結果、各App/サービスがバラバラに実装していた認証、決済、センサー等の共通仕様化が進み、新たに"都市OS"を形成するといったイメージをあげています。
"ネットワーク効果"が、既存の縦割Ready Madeの完成度を凌駕し、新たなサービスを生み出していく。これにより、住民が欲しいサービス・コンテンツと出会う機会が増える(名医、名作、名授業、買い物、配送、省エネ、ゴミ出し...)といったイメージもあげています。
これにより、切り出されたOSレイヤが市場支配力を強め、新たな"街のプラットフォーマ"ビジネスが育つといったメリットをあげています。
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