スマートシティのデータ連携基盤の整備とリファレンスアーキテクチャモデル(イメージ)
内閣府の国際戦略特区は2018年11月15日、「第2回 「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会」を開催し、各府省のスマートシティの取り組みなどについて、議論・検討を行っています。
内閣府は「スマートシティの構築を通じたSociety 5.0 の実現」をテーマに資料を公開しています。
世界の動向では、個別ICT技術の実証から、都市の丸ごとのアーキテクチャの提示、新しいビジネス・サービス・価値の創出へとスマートシティの進化を紹介しています。
また、様々な事業主体・運営方法の並立・競争によるスマートシティ間の国際競争も加速しています。
日本では、スマートシティ = Society 5.0の先行的な社会実装の場として、各府省でさまざまなスマートシティ関連の実証を行っています。
内閣府では、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の取り組みを行っています。
日本の取り組みの課題は、
・国費頼みの事業で、一度つくったシステム・インフラが継承されない
・単発のプロジェクトが他の事業に横展開されない
・民間の起業(スタートアップ)につながらない
・的データのオープン化や個人情報の扱いの合意形成に限界 等
などをあげており、全体アーキテクチャの設計や国際的な相互運用性の確保(標準化)が重要としています。
内閣府では、CSTI、IT戦略本部が司令塔として、官民連携のもと、SIPで『分野間データ連携基盤』を3年以内に整備、5年以内に本格稼働をすすめるとし、各府省は、『分野ごとのデータ連携基盤』整備を加速し、分野間データ連携基盤と相互運用性を確保するとしています。
Society 5.0実現に向けたデータ連携イメージ図は以下のとおりです。
出所:第2回 「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会
スマートシティのリファレンスアーキテクチャモデル(イメージ)は以下のとおりです。
出所:第2回 「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会