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STI for SDGs ロードマップイメージと策定ガイドライン

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内閣府は2018年4月26日、総合科学技術・イノベーション会議を開催し、STI for SDGsについてなどについて議論・検討を行っています。

SDGs とは、

2015年9月の国連サミットで全会一致で採択されたもので、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標を設定しています。

STI for SDGsでは、

2015年、国連は科学技術によるSDGs支援のために「技術促進メカニズム」(TFM:Technology Facilitation Mechanism)を導入し、以下3点を実施しています。

1.IATT(UN Inter-Agency Task Team on STI)の設置
  STIに関連する国連の各機関を調整するタスクチーム
2.オンライン・プラットフォームの設置
  STIプログラムの情報や優良事例等への情報へのアクセスを促進(検討中)
3.「STIフォーラム」の実施
  年1回、国連経済社会理事長が様々なステークホルダーを招集し、SDGsへのSTIの貢献について議論をする場

SDGsに向けての日本の取り組みでは、

SDGs推進本部第四回会合にて「SDGs アクションプラン2018」を策定し、SDGsの推進を通じて、創業や雇用の創出を実現し、少子高齢化やグローバルの中で実現できる「豊かで活力のある未来像」を、世界に先駆けて示していくため、日本ならではのSDGsモデルを構築していくとしています。

内閣府では、2018年1月に、 「STI for SDGsタスクフォース」を設置し、

① SDGsに貢献するSTIロードマップの策定
② 日本の「Society 5.0」モデルの構築と国際発信 =プラットフォームの構築

の2つを目標にかかげ、取り組みを実施しています。

タスクフォースの取り組みの方向性は、

・STIを活用してSDGsの17目標を2030年までに、一つの通過点として達成し、その後も世界のモデルとなるよう更なる高みを目指し強力に推進する
・日本の技術シーズと国内外のニーズとを結びつけるプラットフォームについて方針をまとめ、日本のSTIを活用して国際社会のSDGs達成に貢献。2030年以降も持続性ある国際社会の構築を牽引

の2点をあげています。

タスクフォースでは、世界トップレベルのSDGs達成国を目指し、着実に取組を進めるため、「STI forSDGsロードマップ」を策定すべく検討を行うとして、以下のイメージ図を示しています。

スクリーンショット 2018-05-02 10.41.53.png

出所:総合科学技術・イノベーション会議 2018.4.26

また、開発途上国等が各々のSDGsを達成するための「ロードマップ」作りを支援するためのガイダインスを提供し、途上国の取組を支援するため、ロードマップ策定ガイドラインも示しています。

スクリーンショット 2018-05-02 10.43.27.png

出所:総合科学技術・イノベーション会議 2018.4.26

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