近年のインバウンド増加がもたらす経済・地方へのインパクト
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観光庁は2018年4月18日、「観光戦略実行推進タスクフォース(第19回)」を開催し、観光ビジョンに掲げた施策のより一層の推進に向けた有識者からのヒアリング等を実施しています。
観光庁からは、近年のインバウンド増加がもたらす経済・地方へのインパクトについて説明をしていますので、その一部を紹介したいと思います。
サービス収支の最大の赤字項目であった「旅行」が、2017年には知財使用料に次ぐ黒字項目となるなど、「稼ぎ手」に変化しつつあり、名目GDP約40兆円増加(2012年から2016年)のうち、観光の寄与の割合は4.5%程度(約2兆円)で、この間、観光GDPは23.0%成長し、その伸び率は輸送用機械(23.0%)等とともにトップクラスとなっています。
地方への波及1(人の流れ)では、・地方部の外国人延べ宿泊者数が三大都市圏を上回るペースで 増加しており、2017年にはシェアが初めて4割を突破しています。
出所:観光戦略実行推進タスクフォース(第19回) 2018.4
また、地方への波及1(人の流れ②リピーター)では、リピーター数は近年大きく増加し、1,700万人を突破し、リピータほど地方に訪れる割合が高くなる傾向となっています。
出所:観光戦略実行推進タスクフォース(第19回) 2018.4
2012年から2017年の外国人延べ宿泊者数の変化をみると、上位は、香川県、佐賀県、青森県、沖縄県、岡山県とすべて地方部であり、インバウンドの地方への展開が進んでいます。
出所:観光戦略実行推進タスクフォース(第19回) 2018.4
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