将来のネットワークインフラの発展イメージについて
総務省は2017年5月29日、「将来のネットワークインフラに関する研究会(第6回)」を開催し、将来のネットワークインフラの発展イメージについて整理をしています。
今後のネットワークの技術革新によるメリットをできるだけ多くのユーザに還元するという観点を重視した上で、有線ネットワーク側に求められる技術的な対応を検討しています。検討に当たっては、今後の実現が期待される代表的なユースケースとして、「IoTサービス」、「超リアルタイムサービス」、「高精細映像配信サービス」の3つを想定しています。
出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第6回) 2017.5
IoTサービスのネットワーク側に求められる技術的対応では、
モバイル網とサービス提供事業者が設置したLPWAとの連携や、トラヒックの時間的な分散等
を目的として、MNO、MVNO及びサービス提供事業者の協調・連携を促進するIoTサービス用スライスを実現。
に向けて、全国のすみずみにIoT端末が普及するネットワークインフラの発展シナリオを目指しています。
出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第6回) 2017.5
超リアルタイムサービスのネットワーク側に求められる技術的対応では、
エッジコンピューティング技術、ネットワークスライシング技術の導入によるアクセスネットワークの低遅延化(End to Endでmsecオーダー。)、モバイ
ルフロントホール・バックホールの高機能化。
サービス提供事業者の要求に応える大容量アクセス技術の導入、光・無線のシームレスな連携。
に向けて、自動走行等の超リアルタイムサービスを公衆網で実現するネットワークインフラの発展シナリオを目指しています。
出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第6回) 2017.5