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マイキープラットフォーム構想とは

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総務省は2016年2月12日、個人番号カード・公的個人認証サービス等の利活用推進の在り方に関する懇談会 の「第1回マイキープラットフォームによる地域活性化方策検討会」を開催し、マイキープラットフォーム構想の素案を示しています。

マイキープラットフォーム構想とは、

マイナンバーカードのマイキー部分(ICチップの空きスペースと公的個人認証の部分で、国や地方自治体といった公的機関だけでなく、民間でも活用できるもの)を活用して、マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを呼び出す共通の手段とするための共通情報基盤をマイキープラットフォームと呼び、これを利用して行政の効率化や地域経済の活性化につながる具体的道筋を明らかにするもの。

としています。

マイキープラットフォーム構想の素案は、以下のとおり、「マイキーID」と「各種サービス」の出会いの場としています。これにより、利便性を高めるととともに、地域経済の活性化やさまざまなイノベーションの誘発を進めていくとしています。

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出所:総務省マイキープラットフォームによる地域活性化方策検討会(第1回)2016.2

構想の検討の前提として、

◇ マイナンバー法で規定された、税・社会保障・災害にしか使えないマイナンバーの部分とは無関係であること。
◇ マイキーIDは、希望する者が自ら作成できるものとすること。
◇ マイナンバーカードやマイキープラットフォームには、マイキーIDを搭載するが、図書の貸出し履歴や物品の購入履歴等の情報は保有できないこと。
◇ マイキーの行政窓口や店頭での活用においては、カードリーダを利用し、行政窓口職員や店員等にはカードを手渡すことはないこと。

としています。

マイキープラットフォームの利用イメージの素案として、商店街でのポイント利用や、民間認定事業者との連携イメージなどが紹介されています。

スクリーンショット 2016-02-19 13.08.36.png
出所:総務省マイキープラットフォームによる地域活性化方策検討会(第1回)2016.2

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出所:総務省マイキープラットフォームによる地域活性化方策検討会(第1回)2016.2

検討の目的は、地域活性化への道筋を明らかにする「マイキープラットフォームによる地域活性化戦略案」の構築することとし、以下を検討項目としてあげています。

①住民視点での行政サービス再編・業務改革

自治体の様々なサービス(図書館・美術館カード、生涯学習カード、ボランティアカード等)を呼び出すカードの共通化による住民の利便性向上を実現しながら、利用する住民の視点から、各種サービスの連携、行政プロセスの簡素化と低コスト化、更には、新たな住民サービスの展開方策を検討するとともに、これらを強力に推進するための支援システムのあり方等、業務改革の道筋を明らかにすること。

②新たな商店街振興策を軸とした地域経済活性化

商店街等の各種ポイントサービス等の先進事例をモデル化し、マイキープラットフォームの活用による低コストでの導入プロセスを示すとともに、自治体サービスとの連携等による新たな商店街の振興策等を軸とした地域経済活性化の道筋を明らかにすること。

③多様なサービスイノベーションによる地域経済好循環拡大への期待

・ ①②の道筋や展開の中で、様々なサービスのマッチングの場であるマイキープラットフォームを核として、多様なサービスイノベーションの可能性を模索し地域経済の好循環拡大へ繋がると期待される方向性を明らかにすること。
・ 併せて、民間認証事業の役割を整理しつつ、民間認証事業の振興が住民生活をより豊かにしてゆく道筋を明らかにすること。

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