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クラウド技術用語(1)ハイパーコンバージドインフラ

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仮想化基盤やクラウド基盤をよりシンプルに、容易に、拡張しやく導入するためのハイパーコンバージドインフラへの注目が高まっています。

ハイパーコンバージドインフラを理解する上で、まず、コンバージドインフラを抑えておきましょう。

コンバージドインフラは、サーバーやネットワーク、ストレージ、ソフトウェア(ハイパーバイザーや運用管理ツール等)などをパッケージに統合した製品で、垂直統合型システムとも呼ばれています。コンバージドインフラは、メーカがあらかじめサーバーやストレージなどとの互換性を検証した最適化された推奨構成で出荷されます。コンバージドインフラは、構築方法が確立され、ドキュメント化されているため、短期間で導入でき、安定した稼働ができます。また、一つのパッケージ製品として問い合わせやサポート窓口が一本化されているといったメリットがあります。

ハイパーコンバージドインフラは、ソフトウェアベースによるサーバーやネットワーク、ストレージなどのコンポーネントを統合した製品です。サーバーやネットワーク、ストレージをモジュール単位で構成し、ソフトウェアで全体のシステム構成の設定や構成方法を変更することができるなど運用効率に優れています。共有ストレージは持たずに、複数のサーバーを統合して、サーバー内蔵のストレージで仮想化のストレージを構築できます。サーバーのリソースやストレージなどのリソースの拡張性が高く、バックアップソフトやWAN最適化などコンポーネントを追加することができます。ハイパーコンバージドインフラも一つのメーカやベンダでサポートされ、全体を一つのシステムとして管理することができます。ハイパーコンバージドインフラはアーキテクチャーがシンプルで、ユーザ管理ポータルを持つ仮想化基盤やクラウド基盤を簡単な設定で構築することができます。

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